【音楽も仕事も】地元を離れて札幌に引っ越した理由

高校卒業後、 経専音楽放送芸術専門学校で2年学び、地元のTSUTAYAのCD販売担当で約10年くらい勤めていました。閉店後 帯広市の「岡書」という大型書店に移転し、引き続きCD販売担当として働いていました。(TSUTAYA RECORDS) その大型書店にはドトールが入っていて、そのカフェ内でライブイベント(クラシック演奏から歌モノまで)があり、少しずつお手伝いをさせていただくようになりました。 ライブ希望されたミュージシャンの方と打ち合わせをさせていただいたり、 リハーサルに立ち合わせていただいたり。その中で より良いライブ環境にしたいと、ミキサーやスピーカーを買って(イベント費としての予算をおろしていただいた)お客様にも心地よくライブを楽しんでいただくため席のレイアウトを考えたりして、とにかく一所懸命でした。 

 CD担当の時は、入荷の準備をしたり、大量入荷の時は棚空けや発注や店内装飾などほぼ任されていて、その中でも装飾コンテストで全国、北海道で優秀賞をいただいたり、流行や新譜の発売を知れたり音楽好きにはとにかくたまらなく楽しい仕事でした。任されてそれが売り上げとして反映したり会社から表彰されたり、アルバイトだったけど充実した仕事をしていたと思います。かけがえのない10年間です。

 大型書店への移転後もイベントとCD販売兼任していたときは 一日があっという間で、朝は入荷準備、 午後から打ち合わせして夕方はリハーサルで翌日本番で、、、という動きのあるスケジュールが好きで、予定でぎっしり埋まっていた仕事用の手帳を見て自分を奮い立たせていました。


 でも、そこからTSUTAYAが撤退することになり、 CD販売の仕事がなくなり、 売り場拡張された文房具担当になりました。(卸業者、文房具メーカーには少し詳しくなりました) イベントも、音楽ライブより、ワークショップメイン(手作り体験や講演会など)を増やしていくという会社方針に変更。少しずつ私にできる仕事が減ってきてしまいました。

 あんなにびっしり埋まっていたスケジュール帳も空白が生まれ、担当もあってないような気がしてきました。

 偶然できた 真冬の2連休。

オープン決定から気になっていた 江別蔦谷書店に行くことにしました。

私の世界が変わりました。

コンセプトや店内の雰囲気、なにより、 「未来の大型書店の姿」が くっきりと表れて手に取るようにわかったことです。 いつかこんなお店で働いてみたいという思いがゾクゾク感じました。 その日の夜は すすきのにある「Brave」というライブバーに訪問しました。(現在はありません) 秋にライブイベントで来てくれた方が運営しているというお店で、 そこでまた再会することができましたし、1日2回行われるライブステージを拝見しましたが、鳥肌もののパフォーマンスで、間近でプロの演奏を感じて痺れてそこでもう札幌の音楽をもっともっと聴きたいと強く思いました。

 地元の職場に居て毎日を過ごしてもいいけど、 自分自身の成長がストップしてしまうな。 もっと知識、経験を増やして出来ることを増やして、違う景色を見たりたくさんの人に出会いたいという思いで、 引っ越しを決めました。

 コロナで音楽ライブは減ってしまいましたが、 仕事はこの1年で書籍担当という新しい分野のことを学べました。 

 今はもっと書籍のことを勉強します。そしてまた ここから

自分で創っていけるような未来に出会えるように。


 

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