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4歳だって人間だもの

年中の長男がシンガポールで新しい幼稚園へ行き始めて早1ヶ月。
本来は明るくて、聞き分けもいい方で、色々と器用な性格の長男。
数週間は楽しんで幼稚園に行っていた。

ところが!
最初は、昼寝が退屈でしょうがない!の不満からあれよあれよという間に、
激しい登園拒否をするようになってしまった。

幼稚園から送られてくる泣いた後の顔の写真に心が沈み、笑顔の写真にホッとしたり、一喜一憂の日々が、かれこれ2週間近く続く‥。

幼稚園バスを見たとたん、雨の中でも全力で逃走して登園拒否する長男。

え!!まじ?
そんなことまでやっちゃうの??と衝撃!
(義母によると、夫が幼い頃、注射が大嫌いで病院の棟から逃走したことあるらしい笑。誰のDNAかは、分かった。)


それはさておき、
登園拒否する息子への
私の捉え方や、接し方にも問題あるな。と思った。
主婦なのに、
夕方遅くまで幼稚園行かせるのはかわいそうかな、ダメな母親かもな、
という迷いもあって。

がんばれば、夕方一緒に過ごすこともできなくないんだけれども。

忘れかけていたけど、
その、夕方一緒に過ごす、が
辛い時期もあったんだった!

第二子産後から一年以上、今とは別のシンガポールの7:30-14:30保育のローカル幼稚園に通っていた。
つまり!
送り出して、家事を終えて、昼食食べて、授乳して、生後間もない娘を寝かせて、
一息した頃に
やつは帰ってくるのである笑。

それで何とかできる人もいるんだろうけど、
私には難しかった。
といっても、一年以上踏ん張ったのだけど。

夕方、生後まもない娘を連れて、
一生懸命長男のブランコ押して。

抱っこ紐の中の娘は、
汗びっしょりになりながら、
兄と母のかくれんぼに付き合わされていた‥。

くったくたになって帰り、
イライラしながらご飯を作って食べさせる。
今となっては、いったい全体どういうシステムで生活が回ってたのか、おぼえてない笑。

近所に同じような親子は、ほとんどおらず。

シンガポールは、ヘルパーさんを雇っている家庭の数も決して少なくない。
ヘルパーさんが、子どもたちを連れてきて夕方の公園で遊ばせているのです。

あぁ、私もヘルパーさんの手を借りたい‥、と何度思ったことか。
というか、たまに心優しい顔馴染みのヘルパーさんは、長男と一緒に遊んでくれたり、さりげなく手を差し伸べてくれていたよ。ありがたい。

子どものことが大切だし、
この輝く笑顔は紛れもない宝ものだし、
見逃したくないから、自分の手で面倒みたい!と意気込んでいたんだけれど、
毎日のように、子どもを連れて遊ばせに行くの、
辛かったな。

がんばってたよ!わたし!
すごい!!!

でも、それは一体何のためのだったのか、今となってはわからない笑。

昔の自分に巻き戻せるのならば、
そんな無理せんでも、勝手に育つから、
適当にやりたいようにやっとけと言いたい。

まじめに、やらなくては!
初めてお兄ちゃんになった長男を大切に大切にしなくちゃ!!って頑張ってたんだよね。

当時はコロナも蔓延中。
今のようにどこにでもあるウィルスでもなくて、子どもがかかった時のリスクも未知。
自分の目の届く範囲に置いておいて、
できる限り家庭の外の接触を減らして、
未知のウィルスから何としてでも守りたいなんて思ってたりもして。

その結果、
疲れ果てて、
海外子育て生活がとってもしんどくなって、
大爆発して、
壮大な家出をしたよ。
あははは。

忘れかけていたけど、
子どもたちが何より大切だけど、
自分も大切!!!
ほんとに後回しにしがちだけど、
自分が大切!!!
自分が大切なのです!!!
(3回言う笑)

それでもって、
息子の幼稚園の登園拒否の話を戻すと、

彼の、「幼稚園疲れるし嫌だ」「めんどくさい」のネガティヴな思いを、
「幼稚園は楽しいところ」「勉強して、いろんなことができるようになるところ」と、わたしにとって耳あたりがいい言葉に変えて、彼の口から引き出そうと、躍起になっていたかも、と気付きました。

嫌だと思ったんだったら、嫌だよね。笑
別にそれでいいじゃないか。
私は彼の意見を変えられない。
変えてはいけない。
彼もひとりの人間。
幼稚園を嫌かどうかも考えたことない良い子ぶりっ子ちゃんだった私と比べて、自分の意見を持ってる息子はむしろ立派!!

ヘルパーさんは我が家にいないし、
一歳半の娘もいるし、
海外在住だから、家族が近くに住んでいるわけでもない。
これから夫の海外出張も増える。(コロナ前は月3くらい行ってたぞ、ヒェー。)
夢物語の最中だけど、私も仕事したい。

寂しいと泣かれようと、夕方まで幼稚園に行ってもらう。
幼稚園に体罰や安全管理に問題ないか、
しっかりコミュニケーションをとって、
チェックし続けて、彼の安全な環境を何としてでも守る。
(発端となった、"退屈な昼寝”は、臨機応変に、どうしても寝たくない時は静かに読書、塗り絵、レゴをするで幼稚園側とも合意を取れました。)

それを続けていって、また楽しいと息子自身も言えるようになる場所になれば、万々歳。

これが今考えられる最適解。

今は彼に大変な思いもさせているのも事実。
すごいよ、息子。
英語、日本語、マンダリン、三つの言語のプログラムがある幼稚園で奮闘しているんだもの。
お友だちや先生との関係をつくっていくんだもの。

その事実を受け止めた上で、
2人の我が子を、
守って、
夫と一緒に絶対に絶対に幸せにする、

ぞ!!!!

週末は、息子のリクエストを存分に聞こう。


今日も皆様
お疲れ様です。

こんなドタバタ劇海外子育てエピソードが、
誰かに少しでも役に立ったなら幸いです♡

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