金色の男。

五年前、その定められた期限を守れなかったウッカリな青年は、時を経てその約束を今度は守り金色の手形を授かった。

これで僕も立派な優良運転手。これからもハンドルを極力握る事なく安全に生きていこうと思う。

そんな中、しれっと10月の公演が二本中止になっていた事を白状しておこう。

歌う機会が無くなるというのはやはりグッときてしまう。

それでも主催者側の意向に従うのは致し方がないところなので、甘んじてそれを受け入れ、10月はLIVE無し月間となってしまった。

跨いで1ヶ月機会がなかった事は記憶にあるが、丸々1ヶ月というのはあったかな?失念しているだけだろうか。・・・いやあったかも。

まぁそれだけ珍しい事ではあるので、良き方向に捉えて行けたらと思う。

何をしようか。。?などと探すまでもなく潤沢に陳列された課題達を眺めて「綺麗に並んでいるのだから。』と手を伸ばす事に億劫になっている事を正当化してしまいそうな自分が横で目を輝かせていたので、背中をグッと押してやろうと思っている。

やはり作業スペースが広くなるとやる気もグググイっと溢れてくる。

つい先日まで荒地だった僕のやる気ファームからようやく芽が土を突き破ってきている。

やるならやらねばなのだ。

11月のイベントが解禁された。

久しぶりにたくさんの人を巻き込んだイベントなので否が応にもピシッと背筋は伸びてくる。

こういう状況だけど、ミニマムな所から火を焚き付けて、また皆んなで同じ風景を感じていきたい。

その為のガイドラインだなんだは、我々もしっかりアダルトなので守り、来てくれた方々に「来てよかった」と喜んで帰っていただきたい。

この肩身の狭くなった音楽を楽しむという行為を普通に味わっていただける様に。

もちろん配信という新しいツールも生まれ、物理的に参加出来なかった方達とも共有できる様になった。

だからこそこのタイミングで京都という土地に根付いたミュージシャンを、それぞれ出会った人達に見つけてもらえたらなと思っている。

11月1日、その一歩を踏み出せるように丁寧に生きていこう。

なんていったって優良運転手だもの。

10月9日。

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