朝が降る。

昨日は1日おセンチな感情を必死に抑えて過ごした。
今は明日からに向けての事を考えて、自分が今何歳になのかを数えないと分からなくなっていた。
年末の河原町の交差点で聞こえてくる咆哮のような冒頭で始まる私のハイライトだが、師走の走馬灯といって差し支えないほど、あっという間に駆け抜けた。
明日から紛うことのない新しい生活に変わり果ててしまう。
今までずっと繰り返してきた日常を崩すというのは、正直な気持ちを言うととても不安である。これもまた紛うことなき本音である。
そこまで覚悟が出来ているのかと言われれば全然ふわふわとしているのが現状で、
遠く地平が見える更地に立っているような感覚だ。正直震えている。

仲間や長く応援してくれている方には軽く話していたと思うが、明日から私はエンタメに振り切る事となる。
自らのアウトプットを駆使し、生活を営んでいくこととなる。
若い頃に息巻いていた感覚とは違い、それなりの時間を重ね、たくさんの人と出会ってのこの決断は然るべきかなとは思う。
だってそれを望んでいたのだから共田青年は。この世の全てを何も知らず(今も尚)
少し掘り下げると、4.5年前に明らかに活動頻度が落ち着いた時期(今も尚)があって「なんだかそれもいいかな」と辛くもなくそういう方向に重心が乗っかり、ストレスなく音楽と付き合っていく事を選んだ。
年齢を考えてもいい頃合いだったと思う。
それからというもの交友関係にも余裕が出来、無駄に貶めていた自尊心の平常を取り戻したことにより、よく笑えるようになった気がする。
とてもスローなペースだったけど、それがとても心地よく充分満足といえる日常を過ごしていたのだけど、ここで流行病が猛威を振るった。
それから心の平穏は一気に吹き飛び、ざわつく事となる。
「ランドマーク」という曲は初めて希望を願った歌になった。

もはや今からその当時を振り返るのは控えておくけど、そこから僕の生活や気持ちは大きく方向を変える事となる。

ともあれ、もう年の瀬も瀬も瀬。
続きはまた2023年を通して、お伝え出来ればと思います。

僕は良い一年だったと振り返れます。
願わくば、それがなるべく多く周りに溢れているように。

明日からまた次の一段を目指しましょう。

2022.12.31
共田尚樹

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