【読書録】稲垣えみ子さん著書「アフロえみ子の四季の食卓」を読んで
こんにちは、ともです。
稲垣えみ子さん著書
「アフロえみ子の四季の食卓 レシピがいらない!」を読みました。
稲垣さんは、原発事故をきっかけに節電することになり、
ひょんなことから冷蔵庫を手放したそうです。
冷蔵庫が無いと聞くと、なんだか大変そうな気がしますよね。
でもむしろ逆で、食事の用意がラクになったそうなんです。
電気の無い時代に生まれた人はともかく、
私たちのほとんどは生まれた時から冷蔵庫があるのが当たり前で、
食品の保存はどうするのかなど、想像がつかないですよね?
その疑問の答えがこの本にすべて書いてあります。
すごいですよ。
冷蔵庫が無くても、いや、無いからこそ、人類は工夫するんですね。
その工夫によって無限のバリエーションが生まれるんです。
ちょっと感動します。
むしろ、人類の工夫を封じていたのが冷蔵庫だったんですね。
ずっと冷蔵庫が食卓を豊かにしていたんだと思っていました。
まさか、逆だったとは…。
それこそ冷蔵庫の無い時代でも人類はごはんを食べてきたんです。
よく考えると、冷蔵庫の登場なんて最近なんですよね。
戦後に三種の神器なんて言ってたくらいですから。
だとすると、そこまでは上手に保存して食べていたんですね。
冷蔵庫が登場してもっと上手に保存してるのかと思いきや、
今やフードロスが問題になっているのはなぜなのか。
冷蔵庫に頼り切ってしまって、
大量に買ってきては腐らせてるのかもしれないですね。
人間が食べられる量なんてたかが知れていて、
実はそんなにいらなくて、
汁、メシ、漬物で人は満足なんですね。
そんなんでいいのかと思いますが、
いやいや、これこそが完成形なのでしょう。
それ以上は食べすぎで、だから残してしまって、
結局フードロスになっているのかもしれませんね。
稲垣さんの本は、日々の生活が地球規模に繋がっていて、
毎度驚かされます。
毎日一汁一菜を食べることが自分を救い、
ひいては社会貢献でもある、
そう考えると、自分にもできることがあったんだと、
生きる活力が不思議と湧いてきます。
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