子猫がやってきた話②
奥多摩湖で、子猫を拾った。
ボロボロの子猫。向かうべきは動物病院。
現在地から、車で1時間のところに動物病院があるとわかった。
もしかして検索が下手だっただけで、もっと近くにあったのだろうか…
上野原市の動物病院。
診療時間外にも関わらず、電話したら開けて待っていてくれるという。
優しい女性のお医者さんに診てもらい、判明。
子猫、改め、たまちゃん。
生後1ヶ月。オス。
体重285g。
「この模様の子はね〜、すっごい甘えん坊の人好きな子に育ちますよ〜!」
模様で性格とか分かるのか。
その時はいっぱいいっぱいで、「あ、そうなんだ…」と、なんとなく聞いていたのだが。
これがめちゃくちゃ当たっていたと、3ヶ月後に気づくのであった…。
たまちゃんは、風邪をひいているため飲み薬が処方された。
あと、目がぐじゅぐじゅだったので、目薬も。
「目は、治るかどうかははっきりとはわかりません。」
こんなふうにお医者さんからは言われたけれど、例え目が治らないままでも、元気にさえなってくれれば十分。
そう思えるくらい、このときのたまちゃんは弱っていた。
お薬を貰ったので、ひとまずペットシーツと子猫用ご飯を購入し、帰宅。
仕事中の夫には、例のこの写真をLINEで送った。
子猫拾いました!
そのときの返事は。
あーれまこれま!
以上。
そのまま友人と家で遅めのお昼ご飯を食べた。
多分16時くらい。
空腹と、気疲れしていたわたしたちに、ホットモットののり弁は最高に染みた。
ドライブ全然楽しめなかったのに、「全然気にしないで!」と言ってくれた上に、動物触れないのに連れて帰るの協力してくれて、さらに病院代や猫用備品購入代、折半してくれた友人には感謝でしかない。
来年の誕生日プレゼントはめちゃくちゃ奮発するね…
そして夜。
仕事から帰宅した夫の両手には袋がぶら下がっていた。
ありとあらゆるメーカーの子猫用ご飯、子猫用粉ミルク、そしておもちゃ。
おもちゃはちょっと早いですね…
わたしも大概だが、夫のあまりの動物好きさに笑ってしまった。
さてたまちゃん。
駆虫薬をして貰ったけれど、効果が出るまではお部屋を歩き回らせないようにと、お医者さんよりご指示をいただいていたので。
カーペットとかは特に、ダニが大量発生してしまうとのことなので。
その日の夜は、ダンボールに入れて、念のため蓋を緩めにして、重しでペット用ウェットティッシュを乗せて。
わたしたち夫婦は、ダンボールのそばに布団を敷いて寝た。
冷房が直撃したら寒かろうと、気休めにyogiboのクッションをダンボールに立て掛けて。
たまちゃんは、出してほしそうにガリガリと箱を引っ掻いたりしていたが、心を鬼にして。
おやすみたまちゃん。
おはようたまちゃん!
朝起きたら、たまちゃんは一体どうやって出たのやら、クッションの上で寝ていた。
おいおい。
人間たちは、ダニが大量発生する覚悟を決めました。
(クッションのカバーを外して洗濯してしっかり干したら、大丈夫でした。よかった!)
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