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人生は”転機”の連続である

2023年5月から3ヵ月にわたり
キャリアコンサルタントの養成講習を受講した。

この3ヵ月を振り返って、
自分が感じたことを中心に記録に残しておきたい。


そもそも、なぜ受講を決めたのか。

昨年受講した社会教育主事(社会教育士)講習。
県境や職種、年齢を越えた学びが原体験となって、
”学びを通して色んな人に出会いたい。”
”生涯学び続け、わくわくしながら生きていたい。”
そんな風に感じるようになった。

同時に”VUCA時代”や”人生100年時代”を
強く意識するように。
社会が大きく変化する中で、
私自身はずっとこのままでいいのか。
自分のことは自分で決めたい。
もっと目の前の人のために、社会のために
自分の力を発揮できるようになりたい。

色んな感情の中で、
30歳になるこの年にキャリアについて学びながら
今後のことを決めていきたいと思ったのが
きっかけとなり、受講を決めた。

まずは、自分を知る。向き合う。悩む。
自己理解と自己実現。
その先で誰かの役に立てるようになろう。

傾聴にはじまり、傾聴におわる

講義がはじまって、
最初に当たった壁は”人の話を聴く”こと。
今まで話を聴ける方だと思っていた自分が
恥ずかしくなるほど
カウンセリングは深くて、そして、おもしろかった。
それからは、世間話ですら学びに変わった。
ロジャーズさんは偉大。

小さな変化だけれど、体調不良の同僚がいたとして、
今まではきっと「大丈夫?」と声をかけていたけど
(「(大丈夫じゃないけど)大丈夫です。」と大体の人が答える。)
「調子はどう?」とオープン質問で声をかけられるようになったり。
(「ちょっと体がだるくて…」等、その人の言葉で答えやすく、話が広がりやすい)

講義ではロープレをたくさんした。
これまでの人生や仕事を振り返ることも多かった。
こんなに自己開示をしたことも今までになかった。
「どうしてそう感じたの?」
「〇〇だと思っていたんですね。」
そこで、初めて自分の感情に気づく瞬間がある。
「あ、私ってこう思っていたんだな。」

状況よりも感情を聴く。5W1Hで。
色のないオープン質問。これがかなり難しい。
つい、自分の興味で質問してしまったり。
つい、自分の話をしたくなったり。

とにかく目の前の人のために。気づきを与えられるように。

当たり前だけど、育った環境もこれまでの経験もなにもかも違う。
同じ人は存在しない。
価値観や幸せの指標も人それぞれだと。
そして、ライフステージによって変わっていくものだと。まずはそこから。

自己理解は苦しい

キャリア理論や自己理解ツールについても学んだ。
ホランドさんの「RIASEC理論」
シャインさんの「外的・内的キャリア」
バンデューラさんの「自己効力感」
クランボルツさんの「偶発性理論」
シュロスバーグさんの「人生の転機」
個人的に好きな理論を並べてみた。
偉人たちに
前向きに自分の人生を創っていくんだよ。
そう言われた気がして、嬉しかった。
人生は”転機”の連続である。

そして、ジョブカードを初めて書いた。
とにかくすごく時間がかかる。
人生の棚卸、キャリアの棚卸は時に苦しい。
ただ辛い経験や悩んだ経験を
乗り越えた先に今があるのだと
客観的に見えると
これから先なんでもやれる気がした。

これからも定期的に棚卸をしていきたい。


グループアプローチ

組織への働きかけ、ファシリの学びは、
今の職場にも活かせると感じている。

心理的安全性。風通しの良い職場づくり。
結局、コミュニケーション能力が高い人って
よく話す人じゃなくて、人の話を聴ける人だ。

ノンバーバルコミュニケーションの大切さ。
適度なアイコンタクト、姿勢、相槌、表情。

私のこれから

まずは、資格取得に向けて勉強を継続すること。
その先は、社会教育士✖️キャリコンとして
地域と学校を繋ぎながら、
キャリア教育にも携わりたい。

カウンセリングとコーチング。
まだまだ学ぶことは多い。

さいごに

仕事が終わってからの授業は、
体力的にもメンタル的にもしんどい時があった。
ただ、オンラインであっても
ともに学ぶ仲間の存在が大きかったように思う。

会社の役員の方や経営者、大学職員や福祉関係者。
20代から60代まで。
国籍も障害も関係のない学び。
この多様さから学ぶことも多かった。
この同期であり同志である繋がりは
今後も大事にしたい。本当に出会えてよかった。
この講習も間違いなく私にとっての転機となった。

私は私の人生を歩んでいくぞ。
そして、目の前の人の自己実現を支える人に。

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