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【息子のサッカーを見て、見えてきたこと Vol.77】3種(中学年代)への現状理解

こんにちは!

最近、中学年代のサッカーについて気になっていることがあるので、本日はその点に触れたと思います。

まず、直近のアジアカップ招集メンバーに関して、16-8-2というデータがあるのですが、お分かりでしょうか?

これは、選手たちの中学年代の所属チームにおいて、Jクラブ-街クラブ-中体連(中学の部活)を意味します。

本日は、Jクラブ以外の中学年代について触れていきます。

最近、部活動の地域移行のニュースを、スポーツ業界に身を置いているため、よく耳にします。

ただ、サッカーは比較的、部活動以外の活動が主流になっている競技です。

日本代表において、遠藤航選手や浅野拓磨選手のように、中体連出身であっても、日本代表に最終的に駆け上がる選手もいます。

また、いくつか目にしたニュースで、以下の様な記事がありました。

前者は昨年のU17ワールドカップで大活躍したので、目にしたことがあるのではないでしょうか。

彼らの共通点としては、ともに中学年代は比較的、無名であったと言うことです。

Jクラブのアカデミー(U18)は最近では情報量が多く、小学校時代、中学校時代の在籍チームが記載されています。

小学校の時は割と地元の少年団などに入ってバラツキがありますが、中学はJクラブのアカデミー(下部組織出身)が8割~9割という構成になっている傾向があります。

ただ、先に挙げた日本代表選手たちや、リンクの様な例を見ると、中学年代まではまだまだ分からないという印象を受けます。

Jクラブのアカデミーに入れる小学6年生と言うのは、技術が高く、体のサイズとして、平均以上に成長している選手が多いのではないでしょうか。

一般的には各小学校の強豪クラブで10番の様な選手たち、そしてサイズ感がある選手が加入していると感じます。

そうした中で、同じ10番タイプのプレーヤーが複数いた場合に、ポジションは1つしかなく、そこの激しい競争がチーム内で予想され、ポジション争いに敗れた場合には別のポジションで勝負するか、2番手、3番手(下の学年が入ってきたら、もっと序列が低い状態)となります。

こうした競争に勝って行くだけが、エリートプレーヤーの道ではないというのが、上述した選手たちを見ていて感じることです。(但し、高校年代やその上でも激しい競争が待っています)

よく12歳くらいをゴールデンエイジと呼びますが、神経系の発達(プレゴールデンエイジ)後に、サッカーの理解度が上がり、技術をより表現できるという意味合いで、伸び盛りであると捉えています。

ただ、体(骨格や筋肉)の発達はまさに12歳以降ですので、こうした中学年代の時間の使い方も重要です。

その際、プレーだけでなく、休む、食べる、寝ると言うのをバランスよく行う必要がありますし、勉学も重要です。

ほとんどの子どもたちがサッカープレーヤーでは食べていけないという現実がありますので、夢や理想と現実とのバランスは指導者や保護者によるケアが大事ですし、これまで見てきた海外のクラブではカウンセラーを置いて、心のケアを行っています。

また、冒頭からの話に戻りますが、小学校から中学校に掛けて、日本では所属クラブが変わるというケースが大半ですが、その時の進路の選択としては、現時点での自身と将来なりたい自分とを冷静に見て、最適なところを選ぶ(逆に言えば、選べるだけの選択肢がある)ことが理想と言えそうです。

プロの指導者やスカウトであっても、将来の予測は難しいですし、心がまだまだ成長段階の子どもたちだからこそ、そこを様々な角度からケアできる体制が整っているのが理想的だと感じています。

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