【生きるための学びを!】『英語で一流を育てる』(著:廣津留 真理)を読んで
こんにちは!
本日は廣津留 真理さんが書かれた『英語で一流を育てる』から生きるための学びを考えたいと思います。
著者の廣津留 真理さんはバイオリニストの廣津留 すみれさんのお母さまです。
廣津留 すみれさんは以前、取り上げましたが、大分の公立高校からハーバード大学に行き、その後、音楽学校のジュリアード音楽院を卒業されたバイオリニスト・企業経営者の方です。
お母さまの廣津留 真理さん(以下、廣津留さんと称します)は大分で英語のスクールを経営されているようですね。
ですので、書籍の中に、英語の教育に関する記述が多くあります。
また「英語を」と言うよりも「英語で」学ぶことの重要性も説かれています。
私もこの考えに賛成しています。英語はツールですので、言語学を極めるわけで無ければ、早々に「英語を」学ぶ感覚から「英語を使って」学ぶにシフトした方が、より英語レベルを高められるのではと持論を掲げています。
この話を深くしてしまうと、書籍の紹介まで辿り着かないので、以前の記事に「英語で学ぶ」方法を書いていますので、ぜひご興味があればご覧ください!
■ハーバード大学の学生へのインタビューからの気付き
廣津留さんは大分でハーバードの学生を招いて当地の子供たちと交流を行っているようで、その際に多くのハーバード生のインタビューをしているそうです。
その中で、親がしてくれたことで、特に大切に感じたとハーバード生が挙げているのは、
・何でも挑戦させてくれ、できないものは「失敗しても問題ない」と明るく受けとめてくれた。何でも挑戦させてくれ、できないものは「失敗しても問題ない」と明るく受けとめてくれた
・新しいアイデアを柔軟に受け入れる姿勢や、自分と異なる人の意見もよく聞くことを習ったことで、他人を尊重する態度が培われた。結果、リーダーとして活躍する素地ができた
・「勉強しなさい」「宿題やりなさい」「練習しなさい」と一度も言われたことがない。
興味や好奇心は何度か、取り上げましたが、いかに興味を持って、本人(子ども)が没頭するか、夢中になるかは心掛け次第です。
また、失敗して学ぶという姿勢が子どもたちの成長を促します。失敗に肝要であること、そこから何かを学ぶ姿勢を持つこと、チャレンジが面白いと思えることも働き掛け合けでできます。
ハーバード大学は社会のリーダーを育成することを掲げており、ただ勉強ができるだけでは、入学が難しいと言われます。
個人的には社会も同様と感じており、基本的にビジネスでは学問の成績よりも「その人の指向性や専門性」に加えて、組織(他の人の心)をどう前進させていくかといったコンピテンシーが重要視されます。
多面的な評価ポイントがある点は、実社会とのリンクが強いと感じます。
ハーバード大学だけでなく、アメリカの名門校(ヨーロッパはどうなのかは不明ですが)は大学に入ったら4年間、仲間としっかり大学の名誉のために力を発揮してくれる、そんな学生を大学側が求めています。
だからこそ、テスト(と言ってもSATは、日本で言うと共通試験的な役割ですが)だけでなく、学校の成績、課外活動、小論文や推薦に加えて、インタビューを行い、多面的な評価を行うのだと思います。
■英語学習に関して
・和訳不要
私もある私立大学の出身ですが、英語の難易度の高い試験でした。膨大な量の文章問題が課され、時間中に全てを読むには英語を英語で捉える必要があり、和訳をせずに英文を読むトレーニングをしていました。
結果的に、現在も英語を読むときは英語で、スペイン語を読むときはスペイン語で捉えるようになりました。
よく言われますが、英語を日本語に変換する習慣をつけてしまうと、その時点でついていけなくなります。
・親が英語を教えず、サポートをするのが、廣津留式学習メソッドの肝
廣津留式学習メソッドの詳細は、本書を読んで頂ければと思います。ただ、親の役割=サポートレベルと言うのは良いと思いました。
我が家の場合は、オンライン英語学習を継続していますが、始めのうちは横に座って、フォローをしてあげていましたが、
慣れてしまえば、勝手に始めて、勝手に終えてしまいます。こちらも以前、記事をNoteに書いていますので、興味があればぜひご覧ください!
親の微妙な発音よりもフィリピンの方のきれいな発音(一部の方は東南アジア的英語アクセントがあるようですが、、、)で、身につけた方が圧倒的に良いと思います。
また「勉強」と捉えず、コミュニケーショントレーニングを別の言語(英語)で行なっていると捉えた方が気が楽です。
・自分の国にいながら外国語を学ぶベストな方法は(60名のハーバード生、2~7ヶ国語を習得):外国語の文化やエンタメにどっぷりハマること
ここも「勉強」と捉えずに、コミュニケーションツールである外国語をどうやって身につけるかですね。
どうしても日本では「語学」と読んで、「学問」のように捉えてしまっており、学校でも「勉強」「教科」「試験科目」のため、学ぶという意識が強くなって、結果嫌いになる子どもが多いのではないでしょうか。
それよりもツールと捉えて、楽しいものや好きなもの(主に映画や漫画、アニメ、音楽など)を理解するために身につけるという姿勢が良さそうです。
廣津留さんは娘のすみれさんだけでなく、多くの子どもたちへの指導経験を語られているので、再現性という点で参考になると思いますので、興味があれば、ぜひこちらの書籍を読んでみてください!
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