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【息子のサッカーを見て、見えてきたこと Vol.81】運動課金競争への強烈な違和感

こんにちは!

自身の子ども(息子:小学2年生)が自身の好きなスポーツであるサッカーをしていてくれて非常に幸せに感じます。

幸い、運動能力も比較的高く、サッカーの技術も高いので、より良い環境を模索しつつも、理想とのギャップに悩みが多いのも事実です。

何よりも、そうした環境を整えるための費用負担は小さくありません。

本日は、この点を深堀りしたいと思います。

まず、前提条件を整理します。息子の場合、少年サッカークラブ(週1回練習+週末試合:練習試合や公式戦など)、フットサルのスクール(フットサルの機会を得るために参加)、水泳(フィットネスクラブの子ども向け事業)、体操(同じフィットネスクラブにて開催)という状況です。

水泳と体操は同じ施設で、同日で行ってます。フットサルのスクールは送迎有りの週1回。

週3~4日の運動機会という状況です。

このために掛かる費用は用具や交通費を除いて、月3万円。決して小さい額とは言えません。

日本であれば、恐らくこの量の「習い事」となると同程度、または場所によってはもう少し掛かるのが首都圏では当たり前になっているのではないでしょうか。

去年、ヨーロッパと南米(主にブラジル)を回りました。

こうした国々でのスポーツの主体は「コミュニティにあるクラブ」です。

ブラジルの名門クラブではサッカーはもちろんのこと、他のスポーツを楽しむことができています。

また、シュラスコ(ブラジルのBBQ)を仲間と楽しむ施設やバー、レストランがあり、まさに塀に囲まれた(セキュリティのため)中でコミュニティが形成されています。

ブラジルの事情に詳しい方に聞くと、こうしたクラブは月額6千円くらいの様です。

日本のように縦に細分化もされていないので、総合的にスポーツを楽しむ環境があります。

一方で、ヨーロッパ(私が特に注目しているのは北欧の小国デンマーク)も似ています。

デンマークでは、スポーツクラブはコミュニティ形成に重要な役割を果たす存在であり、特に移民などのマイノリティの方々がコミュニティに入って、健全な生活を送るために必須の存在であると認識されています。

日本で掛かる費用を伝えところ、非常に驚いていました。

1年間で数万円程度とのことでしたので、月3千円くらいのイメージの様です。

教育の塾の費用もそうですが、我が国では子どもの教育やスポーツに「お金が掛かり過ぎる」「産業化され過ぎている」印象を受けます。課金競争になっており、これが意味するのは経済力の高い家庭に生まれるか否かで機会が全く異なるということです。

正直、他の国が羨ましいと感じています。

課金競争が解消されることを願っていますが、あまりこの点の問題意識は高くないのではないでしょうか。

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