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文章を「読む力」。

娘の作文を読んで確信した。
文章を「書く力」を支えているのは、文章を「読む力」なんだと。

娘が書いた、先日の富士登山の感想文。
短い作文だったけどとてもよく書けていたのだ。
2日間に渡る長い富士登山の中で、最後の30分にフォーカスを絞り、ぼくとの会話を中心に話が進んでいく。

富士山の5合目。下山の長い砂走りを終えてからしばし平坦な道になる。
「やっと下山できたー」と思ってから、思いの外長い最後の道のり。
この30分について、書いていた。


「こんなにながかったっけ?」と言うタイトルに合わせるように、さいごは「まじで30分かかったじゃん!」と、自分のセリフで力強く作文は終わる。

他にも「富士山のさいしょのおわり」と書いて、ルビで「五合目」と読ませたり。作文には色々な工夫があった。

娘の文章力は、この半年ほどで飛躍的にアップしていたのだ。

▶ たくさん、本を読む

娘は今年に入ってから読書にドハマりしている。
暇さえあれば本を読んで、寝る前にも必ず30分の読書タイム。

会話で物語が進んでいく手法や、ルビ、ある一瞬にフォーカスを当てることなど。

読書を通して自然と身に着けた表現技法だと思う。

娘が通っているスクールでは、1年生は徹底的に「読む」をする。文章を書くことよりも、とにかく読むことに注力させる。
そして、色んな本を読んだ子どもたちは、自分で「書きたい」気持ちにウズウズしてくる。

そうして、高まった気持ちでようやく「書く」を始める。

この「読む」が、子どもたちの「書く力」を支えてくれているのだ。


▶ 「読む力」はすべての「書く力」へと繋がる

以前、こんなことがあった。

仕事のメールでのやり取りだったのだけど、いくつかの確認事項が送られてきた。その中に「オンラインについて」と書かれていた。

でも、オンラインの何をどうして欲しいのかがわからない。わからないから聞くのだけど

「申し訳ございません。誤解をさせてしまったようで恐縮です。オンラインについてのご確認をお願いします(原文ママ)」

と返ってくる。やっぱり分からない。
誤解もしてないし、怒ってもない。謝られることもない。そして、オンラインの確認とは一体なんのことなのかは全然教えてくれない。

とにかく、こうした謎なすれ違いの多い人だった。

後日「オンラインについての確認は当方で致しました。お騒がせ致しました」とメールが来た。いったい何を確認したのだろう。。。

この方はとにかく、文章をちゃんと読んでくれない印象だった。質問の意図を読み取れないので、文章がメチャクチャになる。

大切な主語が抜けたり、動詞がなかったりする。
解答していることを、何度も聞いてきたりする。

「メールをちゃんと読んで下さい」
二回ほど、直接そう言わざるを得ないほどであった。


「わかりやすい文章」「伝わる文章」など。
文章はとにかく書き手に責任を押しつけがちである。
だけど、読み手の「読む力」ってすごく大切だと思うのだ。

そして、読む力が高い人ほど、書く力も養われている。

表現も豊富だし、わかりやすい組み立ての文章になる。

文章を上達させるのなら、書くこととおなじくらい、読むことが大切なのだろうな。

では、また明日。


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