内省とは、自分の可能性の芽に水を与えることだ。
内省するとは、自分を深く掘り下げていくことと言えるかもしれません。
内面を掘り下げていくと、自分の知らなかった新たな自分や見過ごしていた一面などを発見したりすることもあります。
でも、内省って自分の知らない自分を発見することなんだろうか、と疑問に思います。
たとえば、「自分探しの旅」なんかも、旅を通してまだ見ぬ自分を探し当てるイメージがあったりします。自分の中に答えはある、と言うときもすでにある答えを自分の中から探し出すようなニュアンスを感じます。
それに対して、僕の思う内省のイメージは少し違います。
自分を深く掘っていく作業は、宝探しのようなものではなくて、土に水をまいているようなイメージがあるのです。
そこから何が芽吹いてくるのかはわかりません。
でも水をまき続けていると、雑草に混じって何か花になりそうな芽がちょこっと顔を出します。それが何なのかなと観察するように再び内省を続けると、少しずつその芽が葉をつけ、大きく育っていく。
それが花開くか、途中で枯れるかはわかりません。
でも、内省とは宝探しではなくて、自分の中の可能性を育てる作業なのかもしれないと思っています。
では、また。
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