コンテンツマーケティングは意味が無い?
「自社メディアを作りましょう!」
「メディアの運用をしますよ」
こんな感じの営業がちょこちょこきます。
私は、お客さまのお問い合わせフォームも管理しているため、SEO、リスティング広告、メディア運営の営業などの多さに気付きます。
そもそも、SEOにどの程度の意味があるのでしょう。
結論から言うと、意味のないキーワードで1位を取っても
事業に良い影響はないといえます。
実は、ビッグキーワードと呼ばれるカテゴリーを示すような大きなものも、場合によっては意味がありません。
たとえば「メルマガ」というキーワードで上位を狙いました。はじめに立てた仮説は、上位になれば仕事が増える。まあ……シンプルな思考です。
1位になるためには、情報を増やせばいい。
そこで生まれたサイトが『メルマガの教科書』です。
2005年に立ち上げすぐに上位に。
試行錯誤は続けましたが、見切りをつけました。
見ての通り、3年ほど前から更新が止まっています。
それはなぜか……。
手間がかかる割にリターンが少ない。
メルマガのコンサルティングや配信システムの販売につなげたい。
そう思い、日々記事を書き続けました。
外部パートナーに依頼して、過去のメルマガを再編集してもらったりもしました。一時期「メルマガ」というキーワードで3~5位くらいにずっと入っていました。しかし、仕事が目に見えて増えたわけではありません。
ここに手間をかけるなら
「メルマガ アドバイス」
「メルマガ 導入支援」
「メルマガ コンサルティング」
「メルマガ セミナー」
「メルマガ 講座」
このようなキーワードで広告を出した方がいい……。
『ビジネスメール』というキーワードでも
1位を狙おうと考え『ビジネスメールの教科書』を立ち上げました。
こちらもコンテンツを大量に作りました。
文例、フレーズ、コラム、書籍紹介などなど。
ここにコミットして、とにかく根性で情報をアップ。
しばらくして、「ビジネスメール」というキーワードで1位を取りました。
アクセス数も、月間100万PVを超えました。
ここまでは狙い通り!
このサイトに来た人が、セミナーの情報を見つけて申し込む。
そんな理想を描いていました。
しかし、調べ物をしている人は、そこで納得したらすぐに離脱してしまいます。本だったらついでに買うかもしれませんが、研修やセミナーにそのまま申し込むか……。まあ、申し込まないですよね。
ちなみに、今調べてみたらあい変わらず1位でした。
「ビジネスメール」という大きなワードで1位を取る。
中くらいのワードとして、
「ビジネスメール 書き方」
「ビジネスメール 挨拶」
いろんなキーワードで上位を取っています。しかし……仕事にはほぼ結びついていません(笑)結果が出ているのは、「研修」「セミナー」などが含まれる複合ワード。
通販だったら
「カニ 料金」
「カニ 通販」
「カニ 安い」
「カニ 贈り物」
こんなワードだと、買いたい人だって分かりますよね?
それと同じで、セミナーに参加したいと思う人が検索するワード、
これで勝負するしかないんです。
15年サイトを運営して、ずっと1位を取って分かりました。
ビッグキーワードを狙っても意味がない。
アクセスが増えても、成果につながらない。
成約するキーワードだけを狙う。
リマーケティングなどの広告を出してユーザーを追っていますが、その成果もあまり良くない。
結局「今ほしい人をしっかり押さえる」しかないんです!
もし、制作会社から「コンテンツマーケティングやりましょうよ」って言われたら次のように聞いてみてください。
「それで仕事は増えますか?」
この明確な答えが出せないなら依頼しない方がいいですよ。
ちなみに「『ビジネスメールの教科書』のサイトを売ってください。」
と言われたらどうするでしょうか?
たぶん、5,000万円~1億円くらいの値付けになると思います。
そして、絶対にペイしないからやめた方がいいですよ。
ってアドバイスすることになるでしょう(笑)
私には一般社団法人日本ビジネスメール協会のサイトがあれば十分。
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