ドキドキすることを見つけられるか
先日、次のような問いを受けました。
今まで、仕事の中でドキドキわくわくした経験を思い出してください
初めての経験って、なんでもドキドキします。
初めての出版は本当に生きた心地がしなかった。
初めて100人の前で講演したときは、緊張で頭が真っ白になった。
初めてテレビに出演したときは、やっぱり手が震えた。
大きな場面っていうのは、すごく緊張するし、前日も眠れない。
当日も、その仕事まで、他のことが手につかない。
今はそう見えないと思いますが、すごく緊張する体質だったんです。大きな仕事のときは、本当に緊張もしたし終わった後の達成感は、すごかったです。
アドレナリンがぶぁ~って出ている感じ。
しかし、人は同じ経験を何度もしていくと、その緊張や感動の度合いが低下していきます。最後は、それが「当たり前」になります。
はじめて、目の前でお寿司を握ってもらい、カウンターで時価のウニを食べたときもすごい緊張です。果たして払えるだろうか。カードは使えるだろうか……。本当にウニを味わえませんでした(笑)
でも、経験が増えていくと、その感動も薄れていき「当たり前」になっていきます。
このように刺激になれていく……刺激順化は重要です。
毎回緊張していたら、仕事になりませんからね。
初めは、1人の前で話すのも緊張していた。
それが慣れていき、10人でも話せるようになった。
さらに、100人でも、1,000人でも緊張しなくなった。1,000回以上そのような場に立っているから、当たり前です。先週は、7回講義をしています。その都度緊張していたら、仕事に支障が生まれます。
刺激順化って素晴らしい!!
でも、その一方で「はじめての感動」が薄れているのも事実。
そこで冒頭の質問が続きます。
その時と同じ、仕事のドキドキわくわくは、どんな画面だったら感じることができますか?
う~~~ん。
100人の前でセミナーをしてももう感じないでしょう。
テレビに出演しても、たぶんドキドキはしないでしょう。
本を出しても、それがすごく売れても、多分いつも通り。
さすがにテレビのコメンテーターとかに選ばれたら
すごく緊張もするでしょうが……やりたい仕事ではありません(笑)
バンジージャンプをするときはドキドキすると思います。
でも、飛びたいわけじゃありません。
(というか仕事ではないか……)
緊張って多少は仕事のプラスに働きます。
緊張感がないと、ダレた仕事になってしまいます。
その絶妙なバランスが大事なのです。
「ドキドキする仕事」
もっと考えて、そういうものを見つけていきたいと思います。
それが、新たな目標や通過点になるはず。
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