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拡大解釈ってどこまでできるか

人と話していると

「この人は、自分の都合のいいように解釈しているなぁ」

と思うことってありませんか?

昔から、人と噛み合わないなぁと感じることがありますが
それって、解釈のズレの問題が大きかったように思います。

友人や家族間なら、まあそこまで問題になりません。
でも、仕事だとそこに損失が生まれることがあります。

原則として、人は自分の都合のいいように解釈する傾向がある。
これを覚えておくだけで、コミュニケーションが取りやすくなります。

ちなみに、このズレを意識的に作る人と
無意識で作る人がいます。

これも実は、重要なポイントです。

たとえば、「今週中に対応してください」と依頼を受けたときに
無意識で対応している人は、そんなに考えていません。

「まあ、土曜日でもいいか」
「日曜日にやろう」

こんな感じです。

意識的にずらしている人はちょっとたちが悪い。

「本当は、金曜日までにやらないといけないけど
 土曜日でもごまかせるよね」

「今週中ってことは月曜日の朝にあれば
 文句は言われないだろう」

こうして、相手の意図を理解しているのに
都合のいいように自分で解釈を変えていくのです。

相手から「今週ってお願いしましたよね」と言われたら
きっと次のように言い訳することでしょう。

「1週間の終わりは日曜日ですから、日曜日が締切だと解釈しました」

「月曜日の朝にあればいいと思ったのですが、ダメでしたか?」

自分で本当の期限がわかっているのに
こうして、自分の正当性を主張するのです。

周囲を見回してください。
どちらのタイプが多そうでしょうか?

・無意識で理解がずれている
・意識して解釈をずらしている

自分の正当性を訴えて、相手を論破しようとする人もいます。
でも、相手を論破して何がいいことがあるでしょう。

自分はスッキリするかもしれませんが、
相手はもやっとしか気持ちや、腹立たしさが残ります。

その先に……良好な関係があるとは思えません。


世の中には、拡大解釈をする人っています。

そのような人に出会ったときには、
厳密に伝えるのが一番です。

「できるだけ多く」
「何となく違う」
「頑張ります」
「努力します」
「改善します」

などの言葉も、実は厳密性がなく
どうとでも解釈できてしまいます。

頑張るというのは、主観でしかありません。

「私はいったとおり頑張りました」
「こんなの頑張りではない」

というやり取りは、正直不毛ですからね……。

相手の解釈を予測して、厳密に言葉を操る。
これがコミュニケーションにおいて重要ですよ!

1週間くらい、厳密な言葉を使ってみませんか?

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