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自動省力モードで効率がダウンする

人は、楽をしようとする性質があります。

それは悪い意味じゃなくて、そうじゃ無いとここまで生きられなかったと思います。たとえば、今日会社に行くまで何人とすれ違ったか。どんな電車広告が掲載されていたか。周りにいる人がどんな話をしていたのか。

これらの刺激をすべてきちんと受けていたら、脳の処理が追いつくはずがありません。

だからこそ、選択的に注意を向ける。
逆に言えば、注意を向けるというはたらきを弱くできる。

頭をさほど使わなくても、料理や洗濯などの家事ができるのも省力化のなせる技。

初めは、車の運転も大変でしたよね?

でも気付いたら、何も考えず息を吸って吐くように、当たり前になっています。

私が免許を取ったのは、19歳になってから。

クラッチのつなぎ方が分からずエンストする。
坂道発進ができない。
どこに標識があるのか見逃す。
動いているものすべてに気を配るのは大変。

そんな感じで、すごく神経を使っていた記憶があります。

でも、慣れてくると、10時間運転しても問題なし。
学生時代は、茨城県から鹿児島まで車で行ったりしました。

こうして、人は慣れることによって省力化を図ります。

コミュニケーションでもそうですよね。

伝わっていると思って、言葉を端折ってしまったり。
知っていると思って、説明を省いたり。

コミュニケーションで自動省力モードに入ることがあります。

でも……コミュニケーションの省力化は危険です。
そこで生まれるロスが大きいように思います。

最近、普段の自分がいる世界じゃない人と話します。
すると、話が通じないと感じることが多いんです。

あ!前提が全然違う!
そうか!○○できるから××が出来るわけではないのか

たまにこうした人と出会うと
自分が楽をしようとしていたことに気付かされます。

勘違いしたまま業務が進んでいき最後の最後で「え?」ってなる。

すると、今までかけた時間がすべて無駄になります。
また同じくらいの時間をかけて直さないといけない。

そんな事象が発生するなら
初めから、コミュニケーションを丁寧にするべきです。

私の場合、「自動省力モード」に入ったら
それが継続でいいのか、立ち止まって考えます。

そして、それでOKだと思えたら、気にせず進めます。

すべてが伝わるというわけではありません。
その前提でたまに疑ってみたいですね。


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