セミナーのグループ割引きは不要?
セミナーのグループ割引きは必要なかった。
それが今の素直な気持ちです。
私が代表を務める一般社団法人日本ビジネスメール協会では
毎月20回くらい公開講座をやっています。
もともと対面だけでスタート。
集客がうまくいかないから、グループ割引きを入れました。
これによって多少集客が増えたように思います。
これがずっと10年くらいこのままでした。
そして、長きにわたったこの制度を今日終わらせます。
私たちのセミナーは、友達と参加するということはなく
企業研修の一環で利用する方が大半。
そのため「ペア割り」「友達割り」のような名称はやめて
「グループ割引き」としていました。
2名なら10%OFF、3名なら15%OFF、4名なら20%OFF。
こうして値引きをすることで、集客につなげていました。
集客につながるというメリットもありますが
それ以上にデメリットもあるのです。
同じセミナーが毎月のようにあります。
そのため、グループ割引きに対する質問が増えます。
「日にちが異なっても割引きしてもらえませんか?」
「行けなくなったのですが、日程を変えてもらえませんか?」
「参加する予定だったものが辞めたので、返金してください」
このような質問や依頼が増えました。
これって、運営するスタッフからするとストレスです。
FAQを充実させても、そこを読まない人がいます。
そのため、同じような説明を何度もする必要があります。
コロナ禍の今、対面セミナーの上限は8名。
日程変更というのは、こちらからすると機会ロス。
返金の場合、返金額を算出するのもちょっと面倒。
今年の3月からオンラインセミナーを開催しています。
ここから、考えが変わってきました。
オンライン講座は、入金が確認できたらすぐに資料を送ります。
手間もかかるし、レターパックのコストがかかります。
そのため、グループ割引きはなしにしました。
それでも申込がコンスタントに入ります。
「あれ?? 割引きって必要ないかも」
このときにそう思えたのです。
仮に、これで集客が5%くらい落ち込むとしましょう。
この5%の減少で、スタッフのストレスや無駄な時間がなくなる。
それだったら、安い投資です。
私がグループ割引きをやるとしたら
2つの条件を満たす場合だけにします。
・単発のセミナー(振替がない)
・満席になりにくい
自分でこのようにまとめていてスッキリしました。
グループ割引きは常識。
そう思っている人がいたら、見直してみてくださいね。
ストレスになるなら、割引かない方がいいですよ。
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