商品を売り止めにするとどうなる? ~生を見せます!思考、アクセス数、購入数を大公開
実際に動画の販売停止で、どのくらいの人が動いてくれたのか。
告知方法、サイトのアクセス数、購入数を大公開。
(以前は1,000円で販売していましたが、1年を記念し価格を改定しました)
■はじめに
こんにちは。平野友朗です。
2019年6月30日に「平野友朗の時間術大公開セミナー」の動画コンテンツを売り止めにしました。
現在は、その後別に収録した動画コンテンツを販売しています。
同じような商品なので、念のためリンクを張っておきますね。
私は、普段マーケティングコンサルタントとして、全国の商工会議所、宣伝会議などの団体で講演をしたり、日経BP社で連載を持ったり。講演は、年間120回くらい、本も28冊出しました。とにかくアウトプットが仕事です。
そのため「ネタ」というのが本当に重要。
こうして自分の経験を蓄積して、ネタを集めることで、
今の事業に役立てています。
こういった「商品の売り止め」を目の当たりにすると、いつも気になります。
「なぜ、この商品を売り止めにしたのか?」
「実際にどんな告知をしているのか?」
「どのくらい売れたのか?」
凄く売れているように見えるけど、まったく売れていない。
演出は上手いけど、実際は火の車。
そんな起業家を何人も見てきました。
たからその「裏」が気になるのです。
そういった数字を知ることで、コンサルタントとしてアドバイスの幅が広がります。だから、聞ける相手には何でも聞くようにしています。
おそらくこの数字を知りたいのは、自分でマーケティングをしている人、そしてコンサルタント仲間くらいでしょう。
一般のお客様からしたらまったく興味が無い。
この情報を有料で販売するなんて、無謀だ。
実際にそのような声をいただきました(笑)
しかし、私だったらこの生の数字は、数千円出しても買いたいもの。
たぶん、5,000円くらいならすぐに支払うでしょう。
この経験がコンサルティングで使えます。
さらに、自分が商品を販売するときに、失敗を回避できます。
正直、数千円でも安い。(と思っています)
このnoteでの販売も、私の実験の一つです。
この結果がどうなったのか、またそれもシェアしたいと思います。
この記事から学べること
こちらの原稿では、以下の点をご説明しています。
・そもそも、どんな商品か(制作・販売の意図)
・価格改定の経緯とその結果
・売り止めを決めた背景
・売り止めの告知をしてからどのように売れたか
・サイトのアクセスと販売数の関係
何で時間管理セミナーの動画を販売することになったの?
時間管理のノウハウは、私自身凄く自信があるものでした。
一人の起業家として活動をはじめ、少ない人数で多くの業務を回しています。
私がやっている業務をざっと書き出すと・・・。
・毎日2通のメルマガ執筆
・年間1~2冊の本を執筆(もちろん、私が書いています!)
・毎日300通くらいのメール受信
・毎日50~100通くらいの個別メールの送信
・自社ウェブサイト(6種類)の管理
・お客様のウェブサイトの管理(4~5本)
・顧問先(5~10社)へのアドバイス
・年間40~50回のメディア露出(その仕掛けと取材対応)
・ビジネス実践塾のイベントに参加(月2~3回)
・FacebookやTwitterでの情報発信
・新規事業の企画スタッフへの指導
・社外のキーマンとの積極的なコミュニケーション
・月5~10日の出張
・ビジネス実践塾のための動画収録(3時間)を毎月実施
・年間120回以上の講演やセミナー開催
・年間300冊の読書
・一般社団法人日本ビジネスメール協会の運営
・経営者として事業戦略の立案
こう見ると多いですよね・・・。
初めはそれが当然だと思っていました。
しかし、失敗する起業家の多くは仕事が遅いんです。
いつまでも残業していたり、24時間営業状態だったり。
メールを送っても、返事が戻ってこない。
依頼をしたもの期限を越えることばかり。
間に合ったとしても、精度が非常に低くやり直し。
そんな状態で、経営を続けるというのは非常に酷な話です。
それなら、私が持っているノウハウをセミナーとして提供しよう。
そう考え2013年の5月にセミナーを開催しました。
初めてのセミナーは、ナント3,000円!!
私の場合、自分で「完成した」と感じるまでは非常に安い価格で提供し、
試行錯誤を重ねて、商品としての精度を高めるようにしています。
皆さんのアンケートの感想を見て資料を修正。
伝わりにくいところは、説明を変更。
なんどもコンテンツを練り直し、ブラッシュアップします。
皆さんの反応が生きたアドバイスですから
それらをもとに何度も講演内容を調整します。
それから何度かセミナーを繰り返し、試行錯誤。すぐに20人くらいが満席になりました。
その結果翌年(2014年3月)には、15,750円(※早割価格12,600円)で実施。すぐに20人くらいが満席になりました。
強制的に!?動画販売がスタート
もともと動画を販売するのはまだ早いかなぁと思っていました。
そんなときに、著者仲間の栢野克己さん(『小さな会社★儲けのルール)の著者)から福岡でセミナーをやるなら共催にしようよと持ちかけられます。
栢野さんとは本当に古い付き合いなので、快諾。
当日、急に撮影しようよと言われ、最後には、「いいものがとれたから、販売しよう」と押し切られました(笑)
これが栢野さんらしいです。
で、せっかくだからということで、こちらでも販売することに。
(販売した方が、総取りという契約だったので)
正直、画質が凄く悪かったです。
記録用のような画質。
ただ内容は自信がある。
ということで・・・短期的に販売をすることにしました。
価格も、なんとなく切りがいいということで、5,555円という中途半端な(?)金額で限定販売スタート。
2015年12月15日~19日の期間限定で39本が売れました。
売上は、216,645円。
ここで動画のニーズがあると強く感じました。
もっとレベルアップを!
自社開催を重ねてコンテンツを最高のものに!
ニーズはわかったので、さらに良い商品にしたい。
そう考え、毎月セミナーを開催する事に決めました。
生の受講生のフィードバックを得て、コンテンツをブラッシュアップ。
さらに、出版につなげることも意識していました。
セミナーは安定してきたので、参加費は、12,960円に決定。
(ちなみに、実践塾の会員さんは半額)
そして、何度もセミナーを実施し、16名の枠がいつでも満席に。
開催すれば即満席。毎回20万円くらいの売上になるドル箱企画となりました。
さらに、このノウハウで出版企画書を出したところ
プレジデント社での出版が決まりました。
(このあたりの経緯は、ここでは触れませんが、興味がある方は聞いてくださいね)
【セミナーで話す→出版する】
これはある意味王道パターン。
それが上手くはまったなぁ~という記憶があります。
その頃、集客が落ちついてきました。
セミナーの集客で苦労するのはもったいないです。
メインの事業(弊社ならビジネスメール教育)などでない限り、
苦労して続けると本業にしわ寄せがいきます。
ノウハウはレベルが上がっていきますし、
どこで話でも非常に受ける内容となりました。
さらに、このセミナーの内容を書籍化した『仕事を高速化する「時間割」の作り方』の出版日も2017年10月29日決まりました。
コンテンツのレベルは高くなった。
もういいだろう・・・。
う考え、ここで売り止めを決断。
ただし、セミナーに参加をしたいというニーズも少しはあるでしょうし、
このまま良質ノンテンツを眠らせておくのはもったいない。
そこで、動画に収録して、販売することに決めたのです。
動画の撮影も今は簡単にできます。スマホで撮影してもいいですし、編集もかなり安くやってくれる人がいます。私の場合は、社内ですべて対応しましたが、セミナー講師やコンテンツを持っている人は、セミナーと動画販売をへこうしておこなうと良いでしょう。
このころ、セミナーは継続して実施しています。
そのため、最後の開催日を収録日にしました。
最終開催は、2017年10月。集大成としての収録です。
あっという間に売れてしまう!?
ダウンロード版のみ販売
2017年10月3日から期間限定で販売スタート。
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