部品レベルの仕事をしない
先日、勝間和代さんの古い本を読んでいたら、
結構厳しい言葉に出会いました。
人から言われたことを言われた手順で実行するということを続ける限り、 あなたはその仕事の部品でしかありません。
そして、部品には誰も高い給料を払わないし名誉もありません。
厳しいとは感じますが、これがわからない限り
ずっと、同じ場所にとどまり続けてしまうなぁ~と実感。
人から言われたことを、シンプルに解釈して実行する。
これは、一見すると従順でいいように思います。
でも……意味がない可能性があります。
とうぜん、高い評価を受けることはありません。
たとえば、上司からこんな指示を受けたらどうでしょう。
コロナで営業に行けないからフォームから営業をしよう。
まずは、100件送って様子をみよう。文章は、サンプルを作ったからこれを参考に。
意味をはき違えた人は、フォームから100件送ることをゴールにします。
え?なんでダメなの??
そう思ったかもしれませんが、このように受け取ったらダメです。
冒頭で書いた「仕事の部品」の人は
このように捉えがちなのです。
「仕事の部品」でない人は、依頼内容を自分で読み解きます。
ゴールは1通でも多く返信をもらうためだと解釈を変えて理解します。
「本当の目的は何なのか?」
「○○がゴールで本当にいいのか」
常にこのように自問自答します。
目的やゴールを正しく捉え直すことで様々な試行錯誤が生まれます。
上司から指示のあった部面を10通送ったけど反応がない。
そのタイミングで、「なぜ返信がないか」考えます。
・リストが悪い
・文章が悪い
このように原因を細分化していき調整します。
こうして考えられる部下だったら
上司は、さらに難度の高い仕事を依頼するでしょう。
逆に、付加価値が出せないなら、評価もされない。
「高い給料を払わないし名誉もありません。」
という結果につながっていきます。
最近、フォームから営業メールがたくさん届きます。
その99%がただのコピペ文です。
こちらのことをまったく調べていない。
それが文章から伝わってきます。
そのような文章を読んで、いつも感じます。
「この人は、パーツの仕事しかできないから
仕事を依頼しても面倒なことになりそうだなぁ」
「自分の頭で考えられないタイプだからこのメールは無視しよう」
文章を自分で考えて試行錯誤できる人は
ただの「パーツ」の仕事ではありません。
パーツかもしれませんが、代替品が少ないパーツになれます。
メール1通とっても、「送ることが目的」になっている人は
評価が上がらないということを知っておきましょう。
ただの「パーツ」から「希少性の高いパーツ」になる。
こうして仕事の価値を高められる人だけが
これから生き残っていけるのだと思います。
「希少性の高いパーツ」を目指しませんか?
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