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エシカルでエコな生活のニッチなゴミ捨てヒント

アルミ缶やペットボトルは水で洗って乾いてから潰します

 アルミ缶、ペットボトル、瓶類は、ゴミとはいえリサイクルするものなので、水で洗って十分乾してから潰してリサイクルに出します。可能な限り潰すことにより体積を節約することができ、その結果運搬車両の運搬効率が向上してCO2削減に寄与します。外側のフィルムも忘れずにプラスチックゴミとして分別します。ただし、ドレッシングの場合は油分があるので、ペットボトルやプラスチックでも可燃ゴミとして出します。もちろん、使い切ってゴミに出すのは当然です。賞味期限切れ等でどうしても利用が無理な場合は、容器から漏れない状態であればしっかり蓋を閉めてそのまま可燃ゴミにします。焼却炉の温度は超高温なので燃えたり蒸発するものであれば問題ないと思われます。かえって空にしようと、油とともに下水に流してしまうのは下水処理に負担をかけるので避けるべきです。廃油に関しては、自治体で回収している場合もあります。

ペットボトルのキャップも回収されます

 上記のスーパーのサミットではペットボトルのキャップも回収しています。キャップボトルの下側についているストッパー部分もニッパーやリサイクル器具を使うと取り外すことができ、より純度の高いリサイクルが可能になります。

アルミ付き紙パックも回収されています

 通常の牛乳パックは行政等で回収している場合もありますが、アルミ付き紙パックも場所によっては同様に資源回収されています。例えば、関東で展開するスーパーのサミットでは両方の紙パックを回収しています。

https://www.summitstore.co.jp/csr/report/2020/pdf/2020_05_06.pdf

 もし近くにアルミ付きパックを回収する施設や拠点がない場合は、テトラパック社のアルミ付き紙パック専用の回収ボックスを無料で取り寄せて、アルミ付き紙パックが十分たまった時点で着払いゆうパックで送付することができます。こちらは、紙パックを畳んだときに表れるテトラポッド社のマークがあるもののみが対象です。

リサイクル出来る紙は古紙として回収されます

 商品のパッケージなど汚れていなければ多くの場合、古紙としてリサイクル可能です。ただし、紙のリサイクルマークが付いていてもビニールコーティングされた紙やレシートに使われる感熱紙などの一部の特殊な紙はリサイクル出来ないので注意が必要です。圧着ハガキも同様です。リサイクル可能かどうかの詳細は住まいの自治体に確認します。中身が分かる透明なビニール袋に入れれば、ほんの小さな紙片でも立派な資源となります。通常の紙袋もリサイクル可能です。紙袋は取っ手の部分も紙で出来ている場合が多いので、取っ手も古紙としてリサイクルします。粘着剤が付着している場合は、取り除いておいた方がリサイクル時の環境負荷が低減されます。郵送ハガキや封筒等もビニール窓を除いてリサイクル可能ですが、個人情報が記載された部分はシュレッダーにかける等して個人情報の漏洩には細心の注意をかけます。

着古した布製品はボロ切れにします

 思い入れのある服もいつかは限界が来るときがあります。まだ着れるレベルの服であれば、普段着やご近所用にランクダウンすることもできますが、それも難しくなった場合は、思い切って裁断バサミでボロ切れにして、普段の家事の掃除等に利用します。

食後の食器は一拭いてからシンクへ

 食器洗いは大量の水を使います。そこで、もし使い古しのティッシュペーパーやナプキンあるいはボロ切れ等があったら、シンクで洗い流す前に食事後の食器をそれらで一拭きします。出がらしのティーバッグやコーヒーバッグも油汚れに非常に有効です。こうすることによって、多少なりとも下水処理の負担を減らすこともできますし、下水に流す水が減れば水道代の節約にもなります。

電子部品を含むモノもリサイクルへ

 電子部品には何らかのレアメタルが含まれている場合がほとんどで、そのレアメタルは資源として再利用されます。住んでいる自治体によっては積極的に回収している場合もあります。

まだ使用可能なモノはフリマへ

 自分にとって不要なモノをゴミとして出してしまえばそれでおしまいですが、まだ綺麗で十分使えるモノであるのなら、もしかしたら誰かがそれを必要としているかもしれません。少々手間にはなりますが、そういったモノの場合はメルカリ等のフリマサービスを利用して、ゴミ自体を減らします。

分別が必要な資源ゴミは可能な範囲で持ち帰ります

 出先で資源ゴミが発生してしまった場合、捨てる場所がどうしても見当たらない場合には持ち帰って自宅で分別します。カバンやバッグの中を汚しそうなものが発生するのに備えて汚れても良いビニール袋を一枚用意しておくと便利です。もちろん買い物用にはエコバッグ等を別に準備します。

化粧品のビンは不燃物へ?

 化粧品のビン等はリサイクル出来ないため、不燃物扱いの自治体が多いと思われます。ビンの場合は割れると危険ですので、ガムテープ等で巻いて万一割れても問題が起きないようにして、割れ物と分かるようにマジックで書いてから廃棄します。

まとめ

 私たちの普段のゴミ捨てもアイデア1つで環境負荷を低減できます。ゴミの出し方は住んでいる自治体によって異なる部分も多いです。まずは、自治体の広報やHP等を参照してみて、どうしても迷う場合は清掃課に相談してみるのが間違いありません。

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