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実験な生活:ディストピア世界を愉しむ編「マリン・カツサ著のコールダー・ウォーを読んで感化されてみる」

ペトロダラーシステムの崩壊である!
 石油とリンクさせて米ドルを基準通貨にしたアメリカへの挑戦である!!
わしが男塾塾長、江田島平八である!!!

つーくらい、怒涛の読み応えである。
とのことで読み進めると、ロシアも中国も、その前はあの国もこの国も、いろいろと吹っ掛けられたんだな……と。

興味深いのは、プーチンがエリツィン大統領の下で首相になった時から、手腕を発揮しだすあたりである。
このじっくりとタイミングを待つあたりや、一気に攻め入る展開に持って行くあたりなど、
「おいおい、マジかよ!!(; ・`д・´)」
と、この人のポテンシャルの高さに、読んでて引き込まれっぱなしになってしまうのである。

石油の取引価格等の細かい話は判らないものの、プーチンがやろうとしていることが解説され、アメリカが企てていること等が説明されており、目から鱗が落ちっぱなしになる。
これが、西側メディアでは伝えられて来ない話なんだと実感するばかり。

書評や文章で飯を食ってる訳ではないとしても、相当に稚拙な表現しか出来ない自身に呆れてしまうが、天然資源を巡る動きを注視することで、国同士の駆け引きと戦争への発展のさせ方というものに、シナリオを踏むような進ませ方が存在する点を読んでて一番驚かされた。
確かに、有るとは思ってはいたが、ここまでとは……。
また、今起きてることが、発刊した2015年の時点で見えていたなんてね~。

ホント、西側諸国の末端で生きるのって、損しているんだなとつくづく思う。
もう一回読み返してみよう。
そしてニュースは、BRICS諸国のものを見てみよう~~。


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