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Google Chat が少し細かく制限できるようになった

お盆休みの間に、追加された Google Chat の管理コンソールでの設定。まだ、日本語での説明は案内されていませんが、以下 URL で英語で案内されています。

今回の変更で追加されたのは、次の 2点の設定のようです。

1つ目の変更点「チャットとスペースの制限」

1つ目は、「アプリ > Google Workspace > Google チャット の設定 > チャットとスペースの制限」が追加され、新規にチャットを開始できなくできる設定が追加されました。
デフォルト設定は、図のように「オフ」となっているようです。

追加された「チャットとスペースの制限」

これまでは、チャットをそのものを制限するしか方法がなかったのが、新規にチャットの開始ができないだけで、先生など権限のある人からのチャットは利用できる、という制限状態が設定できるようになりました。

この設定を有効にされたユーザーは、下図のように「チャットを開始」や「スペースを作成または検索」をクリックしても、「新しい会話を開始する権限がありません」と表示されて、先に進めなくなります。

「チャットとスペースの制限」によって、新規のチャットが開始できなくなる

この設定が有効化される以前に参加していた会話では、

この設定の影響を受けるユーザーは、設定が有効になる前に作成された既存の会話でやり取りすることはできますが、メンバーの管理(追加または削除)は行えません。

チャットとスペースの制限 - 管理コンソール ※管理コンソールに表示されている注記

といった扱いになるようです。

2つ目の変更点「チャットの招待状」

2つ目は、「アプリ > Google Workspace > Google チャット の設定 > チャットの招待状」が追加され、新規のチャットへの招待状を自動的に受け入れるかどうかを設定できるようになりました。
デフォルト設定は、図のように「オン」となっているようです。

追加された「 チャットの招待状」

この辺りの挙動については、以下のヘルプ記事でも説明されるようですが、この記事を作成している時点では日本語でのヘルプ記事は提供されておらず、英語で表示されます。

これまでも存在していた外部とのチャットを行えるようにするかどうかの設定と合わせて設定することが案内されています。

そもそもチャットって?

そもそも正しい表記は「Google チャット」なのか「Google Chat」なのか?という話ではなく、↓ の記事でも触れたような情報活用能力の体系表から考えたときに、この表の中でチャットはどこに位置付けられているのでしょうか?

文部科学省が以下 URL のような「資料4 文部科学大臣提出資料」を公開している KPI の中では、「クラウド対応の教育情報セキュリティポリシー策定済み自治体」について言及されていますが、文部科学省が「情報活用能力の体系表」を例示し課していないのであれば、「情報活用能力の体系表」を作成しているかどうかも KPI にすべきだろうなと思ったり…

https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/digital_gyozaikaikaku/kaigi5/kaigi5_siryou4.pdf

②ネットワークの改善
「クラウド対応の教育情報セキュリティポリシー策定済み自治体」は半数程度

メールやチャットを含めて、適切に活用できるようになって欲しいですよね。😊

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