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差はなくならないけれど、及第点はもらえるはず!

GIGAスクール構想は当初の予定では、令和元年(2019)~令和 5年(2023)までの 5年間で年次進行で端末整備が行われる予定だった。

https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/reform/committee/20200323/shiryou3_1_1.pdf

しかしながら、新型コロナウイルスによる臨時休校などへの対応のために導入計画が大幅に前倒しされ、令和 2年度中にほとんどの自治体で端末整備が行われた。

どのタイミングを、GIGAスクール構想の初年度と見るかは、明確な定義がないものの、ほとんどの自治体で端末整備が完了し、実際の運用が始まった練和 3年度(2021)が 1年目、令和 4年度(2022)が 2年目、とカウントするのが一般的なようです。

にもかかわらず残念なのは、いまだ授業のやり方を変えずに、昔からのやり方の中でICTをどこで使うかということを考えている先生がいるということです。

GIGAスクール2年目「残念な学校、残念な先生」が広げるICT活用格差の行方 |
東洋経済education×ICT | 変わる学びの、新しいチカラに。

↑ の記事にもあるように、ICT を当たり前のように使っている先生がいる一方で、これまでのやり方を変えられない先生がいるようにも思えます。後者の先生を、↑ の記事では「ものすごくICT活用が進んでいる先生」に対して「残念な先生」と称されています。

この両者の差は、そう簡単には埋まらないと思います。「残念な先生」が追い付くころには、「ものすごくICT活用が進んでいる先生」は更に進んでいるからです。「残念な先生」が「ものすごくICT活用が進んでいる先生」に追いつくためには、「ものすごくICT活用が進んでいる先生」よりも早く進まなければ、追いつけるはずがないのです…

けれど、先生が身に付けておくべき ICT のスキル(知識・技術)はある程度のところで頭打ちになると思います。学校の先生は、ICT に関するプロフェッショナルではないので、児童生徒に指導できるだけのスキルを身に付けていれば、及第点はもらえるはずと思うのです。

  • コンピューターは苦手なんです。

  • 黒板とチョークがあれば授業ができるので大丈夫です。

  • 使っていないのは、わたしだけではありません。

などと、できない理由を並べて、GIGAスクール構想の導入に及び腰になっていた先生方、今からでもチャレンジしてみませんか?
あなた自身が、パソコンを使わないことはあなた自身の自由でしょう。しかしながら、児童生徒にパソコンを使わないことは、児童生徒のためになりません。児童生徒が就職する頃には、今以上にパソコンが使えないと仕事ができないはずです。
そういった意識から考え直してみませんか?


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