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知りたく、なかった。
惹かれて
惹かれ合って
恋をするのでしょう?
見ていることしか
できなくて
自分勝手に、嫉妬する
あの日
触れた指先は
きっと 描かれた幻想
心を滑る言葉は
いきすぎた 妄想
浸っていたかった弱さに
気づかされた
頬を濡らす雨がー
"想い"の大きさを
物語っていた。
真っ直ぐな"愛"を求めて。
ふたりきり
どちらから…なんて
きっかけなく
交わった視線ー
それが 合図
熱い吐息が
唇の間で 絡み合う
私の視線は あなたを
けど
もう 合わない
どこから伸びてくるのか
分からない指先に
身体が 痺れる
"今だけ"
背筋をなぞる 温もり
刻まれる 記憶
目が覚めて
残った痕 鏡に触れる
時間と共に 消える
身体の記憶だけー
あなたは今
誰を 愛しているの
その指先で
優しく触れている
其処に、確かにあった。
読み返した 手紙
何年ぶりかな
互いを知らないふたりが
少しずつ
言葉を交わして 距離を縮める
あの頃は…
なんて なんだか切なくなったよ
自然と広がったー
きっとそれは
あの時の僕らが望んだ
結末じゃなかったよ
何してるかな
風邪引いてないかな
些細な会話が 溢れていた
もう聞こえないね
このままでいいのかな、
足跡なぞって
いいんだ…これで、と
ありがとうも さようならも
告げない
「幼稚」なんて 言わせない。
1日も早く―
"大人になりたい" そう願ったの。
外見は…流れる月日に比例して
変わっていく。
何かを纏う、私は"女"になる。
鏡越しに映し出される―
中身に似合わぬ 顔をして
身体をして...
気のない男を誘惑するの。
ホントの私を知らずに
好意を寄せて。
"大人"の仮面を被った 幼稚な心に。
誰も気づかない―
それでいいの。
自分がまだ "子ども"だなんて
知らずに済むから。
でも、ダメ