「幼稚」なんて 言わせない。

1日も早く―
"大人になりたい" そう願ったの。

外見は…流れる月日に比例して
変わっていく。
何かを纏う、私は"女"になる。
鏡越しに映し出される―
中身に似合わぬ 顔をして
身体をして...
気のない男を誘惑するの。

ホントの私を知らずに
好意を寄せて。
"大人"の仮面を被った 幼稚な心に。
誰も気づかない―
それでいいの。
自分がまだ "子ども"だなんて
知らずに済むから。

でも、ダメね...彼にはバレる。
余裕な振る舞いも
誘う口実も すべてが裏目に出て
幼稚な心が顔を覗かせる。

甘えたいんじゃない…甘えてほしい。
頼りたいんじゃない…頼ってほしい。
あなたのペースに乗せられて
私は"大人の女"を演じれない。
こんな自分が 嫌なの。

「それも君の一部だから」
「変わろうとしなくていいんだよ」
嬉しくなるでしょうね、
きっと…私じゃない、誰かなら。
飽きられた、そんな風に感じたの。
そう思うことが 幼稚だと、笑う?
それでもいい。

あなたの前でも崩れない...
心から"大人になりたい"
そんな私に 魅了されて―

それが 私の願いなの。