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富士登山2日目(山小屋〜山頂)

準備〜山小屋までの様子は

さて、午前2時過ぎに山小屋を出発し、
御殿場口を歩き出したご来光狙いの面々。
一列に並んだヘッドライトの灯りが
いつも家からチラチラ見えてる光なの
だろうなと思いながら歩き出す。

"山小屋に着いたら一休み"を目安に
ここまで登ってきたのに、御殿場口には
九合目の山小屋も九合5勺の山小屋もない
という。
あぁ〜何を目標に歩けばいいの?
とぼやいたら、
「あと7回曲がったら山頂って思ってれば?」
と。 ↑
   回数は適当。

岩場を登るのも大変だけれど、ゴロゴロと
した浮石がたくさんの道も大変で、落石が
下の人に響かないように気をつけてながら
ひたすら登る。昼間より温度は低いのに
相変わらず汗だくになって、下着が冷たい。

見上げると満天の星空。
家で見るよりずっとずっと近く感じる。

と、もしやあれは山頂では?
見えるけどまだまだ先。
7回曲がったら着くだろうかと、また足元を
見ながら歩く歩く。

鳥居が見えたっ‼︎
到着‼︎ うぇ〜ぃ‼︎

ここから少し下って、また登って
ご来光がよく見える場所に移動。


汗で濡れた下着が冷たいけれど着替えている
うちに日が出てしまったらショックなので
我慢…ん〜でも寒い。
貼るカイロを背中に貼りました。
持っててよかった。

ご来光だぁ〜。
清々しい朝に素晴らしい景色。
ここに立てていることにありがとうが
いっぱい。
静かにこの景色を堪能したかった。

でもとても残念なことに、外国の方々が
騒々しかったのです。確かにはしゃぎたく
なるのもわかるけれども、マナーが悪い。
下を登ってくる人に落石などが起きない
ように張られているコースロープの向こうに
出て変わる変わる写真を撮るばかりでなく
大声で向こうの方の人とこっちの人で
会話をしていて静寂のかけらもない。

せっかくの景色のところに、注意喚起の
目立つ看板を立てるのもなんだし、でも
ダメなことは知らせないとわからないし。
いい手立てはないものか。

さて。
ご来光を見た後は、火口を少し歩いて
剣ヶ峰へ。

この急坂を登らないと〜‼︎
雪山を登るときみたいに、足を逆ハの字に
しないとずりずり滑ってしまうほどの坂。
登った先にある『日本最高峰剣ヶ峰』の
石塔と写真を撮りたい人たちの長い行列が
まっていました。

でも、この石塔が立っているところより
さらに高い「頂上の頂上」がその奥にある
んです。
初めて来た時にそこに行かなかったばかり
に、その後登った息子に(保育園年中で初登頂)
「お母さん、頂上の頂上に行ってないでしょ」
と勝ち誇ったように言われ続けたので、
今回こそは‼︎

この赤い印が富士山で1番高い所

この後、
山頂の郵便局から暑中見舞いを出して
浅間大社奥宮にお詣り。

浅間大社奥宮


不思議なことに、お詣り中に急にこみあげて
くるものがあり目頭が暑くなって、あぁ、
神様と向き合えたんだなという気持ちに
なりました。
御朱印を頂いて、ご来光を見た場所に戻り
さらに一山超えた先にある久須志神社へ。

久須志神社
富士山頂二社の御朱印

火口を一周する「お鉢巡り」をするかと
聞かれたけれど、盛大に首を横に振りました。

今回目指していたのは5つ。
・山頂に行く。
・ご来光を見る。
・剣ヶ峰に登る。
・山頂の山頂に行く。
・二社にお詣りして御朱印を頂く。
全制覇です‼︎
お鉢巡りをする体力は下山に取っておかないと。

だっていつもいつも帰れないかもと思う
事態が起こるから。
今回もやっぱり…。

つづく。

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