娘の彼氏がやって来た

自分のことを思い返してみると、
大学で親元を離れて一人暮らしをし、
そのままその地で就職したので、
つどつど”彼氏を親に紹介する”という
アクションを起こしたことはない。
親の反応がイチイチ気になってしまう
長子の長女だから、聞かれない限り
言わない。


でも、娘は今実家暮らし。
デートに行くのに、「誰とどこ行くの？」を
毎回説明するのはメンドウクサイからと
私は早々に話を聞いていた。
その存在は夫にもそれとなく伝えてはある。
でも

「『１２月になったらうちに来たい』って言ってる」

さて、どうしたものか。
「どうやってお父さんに言おうか」
が母娘の課題になった。
だって...自他共に認める『めんどくさい男』だから。
第一印象が悪かったらその後も最悪かもしれない。
その度に、私も娘もヒヤヒヤ、モヤモヤしなきゃ
いけなくなるかもしれない。

機嫌のいい時に...よきに計らわねば....。
後々メンドウクサイことになる。

でも、予想に反して
「『１２月になったら行きたい』って言ってる」は
あっさり解決(ホッ)
「ふぅ〜ん、来ればいいじゃん。別にオレはいいよ」

ところがところが、
彼氏が来るという日がたまたま
『出張でお父さんがいない日』
に当たってしまった。

やばい!!
「俺のいない日を狙いやがったな」
って思われたら心象が悪い。

どうする？どうする？どう言う？

でも、まぁ、その日しか都合がつかなくて、
わざと留守を狙ったわけじゃないんから
仕方ないか...仕方ないよね。
正直に言うか。

『そこんとこの説明はお母さん、まかせたよ』

　　　　　　　　え〜〜〜(￣∇￣)

そんなこんなで彼氏はやって来た。

ちょっと細身...いや、かなり細身の優しげな子。
いいんじゃな〜い？
二人並ぶといい感じ。
共通の話題になる御朱印帳を持参したりして
なかなかカワイイ。
レアな御朱印を見せてもらったり、
神社情報を交換したり、
短時間だったけれど楽しかった(^^)
穏やかなご両親に、大切に育てられたんだろうな
って感じられる子でした。
我が家の面倒くさい人とだったら、
どんな話をするのか
それもまた楽しみだけれど、
今回はお預け。

「また来ます」を実現してもらいましょ。
試練を乗り越えてもらいましょ（笑）
いや、意外とあっさり仲良くなれる？
かもしれないしなぁ〜。