見出し画像

反響のあったポートフォリオのポイント

こんにちは。tomoです。
また少々日にちが空いてしまいましたが、前回に引き続きポートフォリオについてお話ししていこうと思います。

今回は実際に面接を通して反響のあった、ポートフォリオのポイントについてです。はじめにお断りしておくと、ご紹介する内容が採用の判断に影響を与えたかは定かではありません。あくまで採用担当者からの反応が多かったポイントをまとめたものですので悪しからず。

では早速本題に入ります。


その1:自己紹介

前回の記事では「採用担当者の目線」になり、必要な情報の優劣をつけてわかりやすくポートフォリオを作ることの重要性について触れました。
ですが見やすく情報が並べられていても、経験者のポートフォリオに比べれば弱小のため、そもそも興味すら持ってもらえないのではないかという不安もありました。

そこで工夫したのが自己紹介です。

画像3

わたしの場合海外に9年ほど住んでいた経験があるので、自己紹介文を「日本生まれ○○育ち」とし、「どんな人なんだろう?」と採用担当者に想像してもらうきっかけ作りをしていました。

もちろん制作物で興味を引ければ一番なのですが、上には上がいるためなかなか難しいと思うところもあり、であれば「わたし」という個人に興味を持ってもらうことはできそうだと思ったのが理由でした。

実際に記載してみると面接時にそのことに触れてもらうことが多く、そこから話題が広がったり、自分自身の話なので緊張がほぐれたりというような効果がありました。

特技がある人は特技でもいいと思います。「おっ、何だろう」「もっと詳しく聞いてみたい」、そんな風に思ってもらえたら、その時点で「その他大勢」よりも一歩有利になれたのだと、ちっちゃくガッツポーズしましょう!


その2:趣味の作品

前回の記事でもご紹介しましたが、こちらも反響が大きかったですね。特にわたしの場合、現物が手元にあるのでそれを持参して採用担当者に見てもらっていました。口で説明するよりも、実際にものを見てもらったほうが説得力もありますし、何より話が早いですからね。

さらに言えば個人の趣味は「自分の土俵の話」なので、リラックスして、かつ自信を持ってどんな所にこだわっているのか、どういうことを考えながら作っているのかについて話せます。これは個人的に掲載してよかったと思うポイントでした。

何の話?という方は、前回の記事に目を通してみてくださいね。


その3:プロセス

今回のポイントの中で一番反響が大きかったのが、「プロセス」です。この点に関しては、TECH CAMPのテンプレに従って制作したこともあり、スクールの取り組みにとても感謝しています。

皆さんは制作物の紹介ページを作る際、どんな情報があればいいと思いますか?実際に制作したもの、制作した期間、担当した役割、使用したツールなどはもちろんですが、制作物の完成に至るまでのプロセスを丁寧に記載されている方は少ないように感じます。

スクリーンショット 2021-03-14 21.43.21

上記はわたしが最終課題に取り組むにあたり踏んだ、制作のプロセスです。現物をお見せしていいのかグレーな所なので、一部になってしまい申し訳ないですが、実際はこの全てのプロセスについて解説をしています

自分が何をどれくらい調べ、何を考え、制作物を完成の形へと導いたのか、その様子が全てわかるように資料を残し、整理し、思考の流れがわかるようにポートフォリオに掲載していました。

スクリーンショット 2021-03-14 21.45.42

これによりわたしがWebデザインを自己表現としてではなく、クライアントやユーザーありきの制作物として捉えていることが採用担当者側にも伝わり、反響を得ることができたのだと考えています。

ただこれを詳しく書けば書くほど「ディレクターに向いている」と言われることも多かったので、デザイナー職につきたい場合はその意思をきちんと伝えたほうがいいと思います。


おまけ:制作物の数

「どれくらいの制作物があればいいんでしょう?」という質問をよく見かけるので、ここにおまけで追記します。

就職活動を始めたての時、ポートフォリオに掲載していたわたしの制作物の数は4つでした。しかもどれもスクールの課題として制作したものでしたので、実績と呼べるものは1つもありませんでした。よく就活始めたよな…

画像4

それでも活動を始めて1ヶ月で2社内定をいただいたので、規模や業務内容にこだわらなければ、転職自体は可能だということが言えます。

そして最終的に今の会社に就職が決まった時には、制作物の数は9つに増やしていました。それでも2ケタいっていないので、少ないと感じる方も多いかと思いますが…。

結論、制作物に関しては多いに越したことはないので、時間を見つけてこまめに取り組むことをお勧めします。熱意を伝えるのに量で訴えるのは非常に有効な方法だと思いますので、ぜひ頑張ってみてください。


まとめ

いかがでしたでしょうか。
2回にわたってポートフォリオについて話してきましたが、すでに作り始めている人も、そうでない人も、何かしらヒントを得てくださると嬉しいなと思います。

個人的に「これが正解」というポートフォリオはないと思いますので、「どうすればもっと良くなるだろう?」という視点を持ちながらも、みなさんらしいポートフォリオができることを祈っています。

次回以降は応募方法や面接についてなど書いていきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします!


---------------------------------------------------

今回の記事の挿絵は全てLinustockを使用しています!商用利用可能ですので、気になる方はチェックしてみてくださいね。

イラスト:Linustock

---------------------------------------------------

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?