見出し画像

二次創作に行き詰まった字書きがセフレという三次元の推しを作ってしまった話【2】

前回の記事に多少なりとも反応があったので、少し話を続けようと思う。
幸か不幸か、スパコミの原稿が煮詰まっているもので……落としたくはないものの、気分転換にはなる。それにまあ、二次創作とは言え字書きの端くれなのだ。こういった記事を書くのも悪くないだろう。

前回の記事を未読の方は、読んでからでないと意味不明だと思う。できればそちらからよろしく頼みたい。


さて前回「年下の可愛いセフレができた」「原稿が捗る」「三次元の推しが最高」といった現状を書いて、まるでもう𝑯𝑨𝑷𝑷𝒀 𝑬𝑵𝑫__かのような話にしてしまったのだが。
実際は社会的にヤバい項目がひとつ増えてしまったという事に皆さんはお気付きだろうとは思う。
 
そう、三十代半ばにして固定のセフレがいるという事である。

セフレに対して悪いイメージがあるかどうか、という問題ではない。とにかくヤバいのは「結婚も考えず将来の事を見据える事も無く、ただやりたい放題やって生きているだけ」という事だ。
オタク界隈であれば「まあ別にいいんじゃない!?」で済む場合も多々あるだろうが、世間一般の感覚でいけば正直ヤバい。
とはいえ世は多様性を尊重する時代になった……はずだ、生き方だって自由だ。それに何より、いい事だってたくさんあるのだ。

そのいい事とは主に「推しくんに見限られたくない」という必死な思いから生まれたもので、その動機がまたひとつヤバい問題に繋がる事ではあるのだが。

それについてはひとまず置いておいて、とりあえず今回はその「いい事」について少しまとめたいと思う。

#1  アンチエイジングをはじめた

まず、前回から「年下である」と書いていた推しくんなのだが、どの程度年下であるかは書いていなかった。

実際のところ、8歳も年下なのである……!

確かに私は童顔で若く見られる事も多いが、正直三十代ともなるとあちこちにガタがくる。
特に、肌荒れは加速する一方だった……

いやしかしとにかく、8歳下の推しくんに老けてるとは思われたくない!その事で見限られたくもない!

かくして、手軽な基礎化粧品では追いつかなくなってきた三十路の肌に、テコ入れを始めた。具体的にはこれまでの3倍以上の金額をかけ始めたのだ。
結果、肌の状態はかなり良くなり化粧ノリも格段に良くなっている。他にも年齢が出やすい「手」をしっかりと保湿するなど、なるべく年齢差を感じさせないよう必死である。
まあ実際、年上が好きというので関係はないのかもしれない。それでも私は現在進行形でアンチエイジングに努めていて、恐らくある程度成功している。


#2 下着について考え直した

外見の印象に関してはかなりこだわりがあり、服装も比較的おしゃれであろう私。しかし正直、下着にまではあまり気を使っていなかった。
これにはひとつ理由があるのだが、私は仕事上職場で着替えをする必要がある。その際「UNI○LOのブラトップ」が非常に便利なのだ。露骨な下着らしさがなく、同僚に見られても比較的恥ずかしくもない。何より同僚の多くがブラトップを着けていたのだ。必然的に私もそうなっていたし、前回まともな下着をいつ買ったかの記憶もない。

しかし、それで推しくんがその気になるか?
……いや、なるわけがない。 

とりあえず採寸も含め、手っ取り早く可愛い下着を買いに行ったりもしたのだが。改めて見ると大手下着メーカーのものは今ひとつデザイン性に欠ける。
そこで、細かいサイズも判明した事だし通販を検討してみる事にした。

すると出てくる出てくる、エッチなランジェリーの数々!

純粋に可愛いという事と、サイズ展開が豊富なこともあり、現在も少しづつ可愛くてちょっとセクシーな下着を仕入れている。ついでにナイトブラもいいものに買い換えた。
今後重力に負けないためにも、大切な事だろう。

なお、おそらく世の男性は「清楚な印象の女性が脱いだらセクシーな下着を着けていた」という状況に、何か興奮するものがあるように思える。

少なくとも推しくんはそのようなので……
エチエチ下着、ありがとうな。


#3 一般人への擬態が精度を増した

何度も書いてはいるが、とにかく私はガチのオタクである。

ドラマ?アイドル?よくわからんな!!!

普段は審神者や監督生、マスターやプロデューサーとして忙しいのだ。正直そんな事に時間を割いている余裕はない。
だが、そうも言ってられなくなった。

推しくんは恋愛ドラマが大好きなのだ……

まずい、これでは話があまりにも合わない。会ってやるだけの関係とはいえ、話が噛み合った方が絶対に盛り上がるはずだ。
そこで私は慌てて俳優さんや音楽アーティスト、芸人さんの情報を収集し始めた。これまで興味なんてなかったものの、推しくんが好きなものは不思議と好感が持ててしまい、別に苦でもなかった。

するとどうだろう、推しくんとの話はやはり盛り上がるではないか!
楽しい、楽しいぞ!!!

そして更に、自然と職場での休憩室トークも盛り上げられるようになったではないか。
別にそんな事はどうでもいいのだが、とにかく一般人とも話が合うようになるという副産物を得たのだ。オタクである事をあまりオープンにしたくない私としては、一般人への擬態がより精度を増す事になったのだった。


#4 脱毛を再開して美肌になった

ムダ毛処理、これは女性にとっての永遠の悩みなのではないだろうか? かくいう私も過去そこそこの苦労をして、ある程度のお金をかけていた。
しかしそれは、大体が外から見える脇の下と脚止まり。

VIOなんてあまり気にしたことなかったぞ!

しかしそうもいかなくなった。自分としてはさして支障はないが、どう考えても推しくんにとっては邪魔だろうし、よくない。

全身脱毛すっか!!!

そうとなれば即実行、私の良いところである。通いやすい立地の脱毛サロンに通い始め、初のVIO脱毛をする事になる。
流石に完全に体毛を排除するには躊躇いがあったのでハイジニーナではないのだが、結果非常にスッキリした上に不思議と自信も生まれてしまう。
また顔や背中なども施術してもらう事で、全身の肌ツヤが良くなってくる。脇の下も脚も今まで以上に綺麗になるし、普段の自己処理も格段に減った。
正直安くはなかったが、いい事ばかり!

……勿論推しくんの食い付きがよくなったのは、言うまでもない。



と、いう事で。
「推しくんのために」始めた事が、回りに回って私にとってもいい事になった。
オタクとしては別に絶対に必要な事でもないかと思うが、一般的な女性としては大切な事であり、結果「女としての自信」のようなものはついてきた。

当然、推しくんとの関係もどんどんよくなっていく。毎回の行為も俄然盛り上がるし、「これ、よく二次創作小説で見るシチュエーションだぞ?!」みたいな出来事も増えていく。
なんなら会う頻度も上がったような?

さて、ここまでいい事を書いてきたが、ひとつ触れていない事がある。

「体重にまつわる話」だ。

これは90kgオーバーぽっちゃり女である私にとって、避けて通れない道ではあった。そして実際「いい事」として減量に成功している。
しかしこれについては話すと長くなるのと、私が犯しかけた「セフレに対してやってはいけないタブー」にも関係してくる。

という事で今回はさして面白くもなかったが、次回への繋ぎとしてここまでにしようと思う。
次回……まあ書けるといいな。
読んでくれた方、ありがとう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?