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秋🍂深まると作りたくなるもの。

実りの秋。
秋の深まりとともに、やって来る胡桃の時期。

私の暮らす信州東御市では、この時期になると少しずつ地域の直売所などに地元の「生胡桃」が並び始めます。

近所にも沢山の胡桃の木が植わり、春の花芽の芽吹く頃から今年は胡桃どうかなぁ〜なんて散歩しながら話題になったりします。
そして、地域の顔馴染みのおじさん、おばちゃんからありがたいことに季節の貴重な恵みを毎年分けて頂いているのです。

我が家では胡桃と言えば、胡桃おはぎ。
秋のお彼岸頃になると、胡桃のおはぎを拵えて仏さまにお供えしています🌝

各家庭ごと、作り手ごとに様々な作り方がある胡桃おはぎ。胡桃の衣がポロポロタイプもあればしっとりタイプもあります。馴染みのない方にはなんじゃそれ⁉︎笑 と思われるかもしれませんね☺️

ちなみに、我が家はしっとりタイプの衣です。
長らく作り続けている母から、ともに手を動かし口伝承してもらった作り方をベースに、より進化させた今のレシピをご紹介します^^

懐かしくて新しい!ナチュラルな味わいをお楽しみいただけたら幸いです。

\自然派sweetで秋の味🤤🍂/
【我が家の胡桃おはぎ】  約10〜12個分

・もち米 2合

〈胡桃衣〉 作りやすい分量
・剥き胡桃 150g
・メープルシロップ 50〜60g
・信州味噌 大さじ1(20g)
・塩 少々 
・湯 大さじ3〜5

①もち米は洗ってザルに上げて水気を切る。炊飯鍋に入れて1.5合分の水加減で炊く。

②胡桃衣をつくる。胡桃は150〜160℃のオーブンで8分程ローストし薄皮の硬い部分があれば取り除く。すり鉢でしっとりとするまでよく擦る。味噌、メープルシロップ、湯を順に入れてねっとりとするまですり混ぜる。味を見て塩、足りなければ甘味を加えて味を調える。

③炊き上がったもち米が熱いうちにすりこぎなどで半剥きにして好みの大きさに丸める。胡桃衣を全体に絡ませる。

※胡桃衣は胡桃の油分で冷やすと固くなり、温かい状態だととろりとした液状になります。湯量は様子を見ながら加減してください。

※木の実とメープルシロップは相性が良く、穏やかな甘さに仕上がるのでとてもおすすめです!
他の甘味で作る場合は、甜菜糖ときび糖をそれぞれ半量25gずつ使うのもよいです。
🌼甘味についての補足
もし甘さが足りない!なんて感じた時は、甘さを足す前に塩ほんの少々を入れてみてください☺️すると味が引き締まり、甘みが引き出されます。
それでも足りないなぁと感じたり、甘めがお好きな方はお好みで加減してくださいね。

秋は乾燥の季節。
その時期にちょうど旬を迎える胡桃。
良質な油分が乾燥した身体を潤し、温めの効能もあるのです。なんて理にかなっているんだろう!本当に自然は素晴らしいなぁ〜と季節を追いかけながらいつもいつも感じます☺️時季のものを頂くことで私たちの心身は自然と整えられていくような、そんな感覚です。

こっくりと芳ばしい木の実の香りとコクと味わい。ぜひ楽しんでくださいね〜🌰🍁🌾

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