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SYSTEM32のファイル類

代表的なもの:

1. DLLファイル (Dynamic Link Library)

  • kernel32.dll: 基本的なOS機能を提供するコアファイル。メモリ管理、入出力操作など、Windowsの基本機能を処理。

  • user32.dll: ユーザーインターフェース関連の機能を担当。ウィンドウ管理やメニュー操作を処理。

  • gdi32.dll: グラフィック関連の処理を行うファイル。画面描画やグラフィックオブジェクトの作成をサポート。

  • advapi32.dll: Windowsの高度なAPIを提供し、レジストリやサービス管理の機能を実行。

  • crypt32.dll: 暗号化、証明書管理など、セキュリティ機能を提供。

2. EXEファイル (Executable Files)

  • cmd.exe: コマンドプロンプトを起動する実行ファイル。

  • explorer.exe: Windowsエクスプローラーを起動し、デスクトップやファイルシステムを管理。

  • taskmgr.exe: タスクマネージャーを起動し、システムのリソース管理や実行中のプロセスを監視。

  • svchost.exe: Windowsのサービスをホストし、必要なサービスを適切に実行するために使用。

  • notepad.exe: シンプルなテキストエディタ。System32フォルダにあるものは基本的なシステムツールとして機能。

3. ドライバ関連ファイル

  • drivers: このサブディレクトリには、システムのハードウェアやデバイスを操作するためのドライバファイルが格納されています。

    • disk.sys: ディスクドライバ。ハードディスクにアクセスする際に使用。

    • usbport.sys: USBデバイスを管理するドライバファイル。

    • ndis.sys: ネットワークインターフェイスカードを管理するためのドライバ。

4. システム構成ファイル

  • config: Windowsの起動設定やレジストリ情報が含まれています。重要なシステム構成ファイルがここに保存され、システムの状態を記録。

    • SAM: セキュリティアカウントマネージャー(SAM)データベースファイル。ユーザーアカウントやパスワードの情報を保存。

    • system: システム全体の設定や起動に関連するデータを格納。

5. その他の重要なファイル

  • bootmgr: Windowsの起動マネージャー。システム起動時に読み込まれ、オペレーティングシステムのロードを担当。

  • winlogon.exe: ログオンプロセスを管理。ユーザーの認証やセッションの開始・終了を処理。

  • lsass.exe: ローカルセキュリティ認証サービスを管理するファイル。システムのセキュリティポリシーを適用し、ユーザーのログオン認証をサポート。

その他

1. MUIファイル (Multilingual User Interface Files)

  • cmd.exe.mui: コマンドプロンプトの多言語インターフェースファイル。システムの言語に応じてコマンドプロンプトのUIを表示します。

  • notepad.exe.mui: メモ帳(Notepad)の多言語インターフェースファイル。

2. ヘルプファイル (.chm)

  • winhlp32.exe: 古いスタイルのWindowsヘルプファイル(.hlp)を表示するためのプログラム。レガシーソフトウェアをサポートするために存在します。

  • msinfo32.chm: システム情報(msinfo32.exe)のヘルプファイル。システムの診断やトラブルシューティングに役立つ情報を提供。

3. リソースファイル (.res)

  • imageres.dll: アイコンやビットマップなどのリソースファイルを格納。多くのシステム関連アイコンがここに保存されています。

  • shell32.dll.mui: シェル(ファイルエクスプローラーなど)に関連するリソースを提供し、言語やUIの違いをサポート。

4. 古い互換性を提供するファイル

  • ntvdm.exe: NT Virtual DOS Machine。16ビットのアプリケーションを実行するためのエミュレーション環境を提供。特に古いソフトウェアをサポートするために使用されることがあります。

  • wowexec.exe: Windows on Windows。32ビット版Windowsで16ビットアプリケーションを実行するためのサポートファイルです。

5. フォント関連ファイル

  • console.ttf: コンソールウィンドウ(コマンドプロンプト)で使用されるフォントファイル。コンソールのテキスト表示に使用されます。

  • segoeui.ttf: WindowsのデフォルトUIフォントであるSegoe UIのフォントファイル。

6. システムスクリプト (.vbsや.jsなど)

  • slmgr.vbs: Windowsのライセンス管理を行うスクリプト。ライセンスのアクティベーションや確認、リセットに使用。

  • dismhost.exe: Deployment Image Servicing and Management(DISM)の一部で、Windowsイメージのメンテナンスや修復に使われる。

  • checknetisolation.exe: アプリケーションのネットワーク接続をテストするためのコマンドラインツール。

7. プロセス関連ファイル

  • WerFault.exe: Windowsエラー報告サービス(Windows Error Reporting)のプロセス。クラッシュ時にエラーレポートを作成し、送信するために使用されます。

  • conhost.exe: コンソールホストプロセス。コマンドプロンプトや他のコンソールアプリケーションを管理するために使用。

  • rundll32.exe: DLLファイルをコマンドラインで実行するためのプログラム。システム構成を管理するために使用されることが多い。

8. バックグラウンドサービス関連ファイル

  • wuauserv.dll: Windows Updateサービスに関連するDLL。自動更新や手動の更新プロセスを管理。

  • cryptsvc.dll: 暗号化サービスの一部で、Windowsのセキュリティ関連機能に使用されるファイル。

9. ネットワーク関連ファイル

  • netstat.exe: ネットワーク接続やポートの状況を確認するためのツール。ネットワークトラフィックのモニタリングに使います。

  • nslookup.exe: DNS名をIPアドレスに変換するためのツール。ネットワークトラブルシューティングに役立ちます。

10. システムツールやユーティリティ

  • eventvwr.exe: Windowsイベントビューアーを起動するためのファイル。システムログやアプリケーションログを確認する際に使用。

  • perfmon.exe: パフォーマンスモニタ。システムのパフォーマンスを監視し、トラブルシューティングやチューニングに使用。

  • msdt.exe: Microsoftサポート診断ツール。システムの問題を診断するために使われます。

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