001 個性のある子に育てる

最初の子を授かったとき、夫と子育てのスローガンを決めました。
綺麗にいえば、タイトルのようなことですが、正しくは、
一芸に秀でた子に
です。

そしてもう一つ。

そのために、自由な選択を与えること。

私は、親に管理されて育ちました。
今でも私の父は「中学生くらいまで、子どもは親が管理しなければいけない」と言うので、私が感じただけではなく、実際にそうしていたのでしょう。
当時は好きな服も着れず、進路も自由にはさせてもらえませんでした。
つまり、私に選択権なんてありませんでした。

だから余計に、子どもには、自由な選択をして欲しいと思っています。

小さな子どもに、習い事をさせることにはじめは積極的ではありませんでしたが、私が子どもの頃、1年だけ習った習い事を近所で出来ることが分かり、体験レッスンに参加し、3歳の長女がやると言ったので、はじめました。

小学校1年生だった私は、今日からはじめるわよ、と母親に言われて、勝手に連れて行かれた習い事。途中で投げ出すことはしたくなかったのに、初めて1年たった頃、引っ越しを理由に退会。続けることも出来たのに、通うのが大変だからと私の気持ちなどお構いなしで、勝手に退会させられました。

だから、近所で習えると知り、そのときの気持ちがあふれてしまったんだと思います。

3歳になりたての小さな子に、「やる?」なんて聞いても、意味はないかもしれません。でも、「やる」というので、入会しました。

はじめたら、やめさせることはしたくなかったので、「小学校卒業までは続けて、中学になったら、続けるも辞めるも、自分で考えなさい」と常々言っていました。

でも、本当にそれでいいのか。無理矢理通わせて本当にいいのか、何度も悩みました。でも親がブレてはいけないと、強い信念を持って、通わせ続けました。

最初は、中学になるときには辞めていいんだよね、なんて言っていたのですが、結局、中学になった今でも続けています。
続けているどころか……

この続きはまた次回に。

「一芸に秀でる子」をモットーに、部活のために中2から私立に転校して寮生活を送っている中3、受験勉強を自ら希望し、読書力だけで乗り切ろうとする小6、彼氏アリのおしゃまな小2の三姉妹を育てる母です。普段は、書籍などのデザイン・編集・雑用をこなす、獅子座のAB型です。