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タンザニアで実践してみた!わたしの外国語の習得法

マンボ!

タンザニア在住ライターのほりともです(@tmk_255)です。

あなたは、今、外国語を勉強していますか?それは英語?フランス語?中国語?はたまた、あまり知られていない外国語?その言語を何年くらい学んでいますか?勉強は楽しいですか?どのくらい実際に使えるようになりましたか?

私自身、大学は外国語大学に通い、外国語には昔から興味があるひとりです。そんな私が、いくつかの外国語を勉強してきた結果たどりついた『外国語学習に大切な3つのポイント』をご紹介します。

とにかく使う!

学んだ言語は、とにかく使う!これにつきます。

私は今現在、タンザニアに住んでいます。タンザニアの公用語は「英語とスワヒリ語」のはずなのですが、住んでみると、英語はあまり通じません。

そこで、これはスワヒリ語をしゃべれるようになったら、もっとここでの生活が楽しめる!と感じ、週2回スワヒリ語の授業をとっています。

久しぶりに新しい言語を学び始めたら、最初はなかなか頭に入りませんでした。そもそも「ジャンボ」くらいしか、知っているスワヒリ語の単語はない、そんなスタートからでした。そんな私でも1年を過ぎたころからやっと、スワヒリ語の会話がなんとなく理解できるようになりました。

1週間のスワヒリ語強化合宿にも参加しました。なんとか会話に出てくる単語が理解できるようになっても、「日常生活で使ってみる」勇気がでなかったことが理由です。毎日5時間ひたすらスワヒリ語で会話するこの合宿での体験は、片言のスワヒリ語を話してみることへの抵抗感をなくしてくれました。

そして、レストラン、地元の八百屋さん、子供の学校の先生とのあいさつ、家のお手伝いさんや庭師のおじさん、家の入り口にいる警備員のおじさん、プールで働いているお兄さん。生活のあちこちであうタンザニアの人たちみんなと、できるだけスワヒリ語で会話をするようにしました。

そうすると、習っていない単語やフレーズも出てきて混乱もします。でも、これを続けていくと、「もっとしゃべれるようになりたい」という学習意欲も増し、聞き取れるとすごく嬉しくなり、さらに新しいフレーズも知りたいと思うようになり、習得のスピードがぐっと増しました。

ボロボロになってきた私のスワヒリ語の教科書

バスに乗っていると、大きな声でしゃべるおばちゃんたちの会話が聞こえます。今の私には、彼女たちが何をしゃべっているのかなんとなく、ですがわかってしまいます。「きっとこの人達、私が何もわからないと思ってるんだろうな~」なんて思いながら、スパイのようになった気持ちで?!彼女たちの会話を盗み聞きするのは、けっこう楽しいものです。

まじめな私たち日本人。外国語を話すなら、ちゃんとしゃべれるようになってからでないと、と考えがちです。でも、学んだことをとにかく使ってみる、その意識があるかないかで、外国語の習得のスピードは差がつくのではないかと思います。

その言葉を話さざる負えない環境に飛び込む

私の場合、スワヒリ語がしゃべれなくても生活はできてしまいます。外国人が多くいるエリアに住み、片言であっても、英語が理解できるタンザニアの人たちに囲まれた便利な生活をしてしまっているからです。

今のこの環境を、スワヒリ語がしゃべれないことの口実にしてはいけませんが、過去を振り返ると、私の外国語を学ぶ環境は、とにかく、話す環境に自分をおくというやり方が多かったなと思います。

大学ではスペイン語を専攻しており、夏休みを使いスペインの大学に語学留学に行ったこともあります。滞在させてもらったホストマザーはスペイン語しかしゃべれず、同じルームメイトだったイタリア人学生たちは、みんなすでにスペイン語がペラペラ(イタリア語とスペイン語は同じラテン系で似ているのですぐにしゃべれるようになるのだとか)誰も英語なんて話しません。

そんな環境に2か月ほど身を置いたあとの、私のスペイン語の上達度は自分でもびっくりするほどでした。この時ほど、外国語習得に「環境」が大切だと身を持って感じたことはありません。

今は、毎日の生活で常にスワヒリ語が聞こえてくるという環境には身を置けていないのが実情です。ただ、先日、5日間のサファリ観光に行った時に、この「環境に身を置く」の大切さを改めて感じました。

サファリガイドのおじさんが、毎日毎日、無線で他のガイドと動物の居場所についての情報交換をするのですが、その無線の音が1日中サファリジープの無線からひたすら流れてくるのです。そうすると、「このスワヒリ語の単語ってこういう使い方するんだ~」「おお、その単語にはこういう意味もあるのね」なんて、まるでタンザニアのお宅にホームステイさせてもらったみたいに、いろいろと学べてしまうのです。

興味を持つ

これは本当に大切です。例えば、私の場合、タンザニアに来る前に、ちょっとでもスワヒリ語がわかるようにしておこう!そう思ったんです。でも、タンザニアという国のこともほとんど知らないし、スワヒリ語にも正直あまり興味もなかった当時の私。まったく学習が進みませんでした。

そして、実際に移住してここでの生活が始まると、タンザニアの人たちはどうしてこういう考え方をするのか?と興味がわき、彼らの話すスワヒリ語にその秘密が隠されているかもしれない!と思い、スワヒリ語をしゃべりたいという興味から改めて勉強を始めました。

レストランでランチを注文するお友達

興味がない外国語の勉強ほどつらいものはありません。だから、興味がないのなら、無理に勉強する必要はないと思うし、しゃべれるようになりたいのなら、映画でも料理でもなんでもいいから、その言語に興味を持つきっかけとなるその国の文化からまずは知ってみるというのでもよいのではないでしょうか。

まとめ

スワヒリ語を話すようになったことで、予想しなかった発見がありました。それはここでの生活がぐっとしやすくなったということ。

タンザニアではあいさつが大切だし、身を守るためにもあいさつしたほうがいいと言われます。だから、私は道を歩いていると通り過ぎる人によく「こんにちわ」「暑いね」と声をかけます。そうすると、怖そうな顔をしていたおじさんでも「あれれ、この人はスワヒリ語わかるんだ!」といった様子で、とーーっても優しい笑顔になるんです。これだけでスワヒリ語やっててよかったって思います。

タンザニアの人たちのまか不思議な文化も、その国の言葉を話すだけでぐっと理解しやすくなります。その国の言葉を少しでも話すだけで、その「話そうとする態度」に多くの人が好意的に対応してくれます。そして、それは、自分が話す母国語についても、無意識に考え直すきっかけにもなっています。

自分の母国語以外の言葉に挑戦することは、良いことだらけなんじゃないかと思います。

ぜひ今がんばっている外国語があったら、学び方に新しい視点や方法を取り入れてみてくださいね。

#海外生活
#おすすめ英語学習法

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