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今週の相場振り返り(2022/01/24~01/28)米株調整,1月FOMCで、3月会合での利上げを明確に示唆!

こんにちは、tomoです。

1月25日から26日に開催されたFOMC(連邦公開市場委員会)では、政策金利の誘導レンジを0%~0.25%で据え置き。量的緩和の資産買い入れペースについても月間▲300億ドルペースで進め3月に資産買入は終了する見込みです。

声明文では、新たにオミクロン株による感染急増に言及したものの、景気回復は継続しているとの認識は変更せずに12月の雇用統計で失業率はFRBの長期目標を下回る水準まで低下したことから「力強い労働市場」と明記。「まもなく政策金利を引き上げることが適切」と次回3月会合での利上げを明確に示しました。

経済活動や雇用に関する指標は引き続き強化されています。パンデミックの影響を最も受けている部門は、ここ数ヶ月で改善していますが、COVID-19患者の最近の急激な増加の影響を受けています。ここ数ヶ月、雇用の増加は堅調であり、失業率は大幅に低下しています。パンデミックと経済再開に関連した需給の不均衡は、引き続きインフレ水準の上昇に寄与しています。金融環境は、景気を下支えする政策や、米国の家計や企業に対する信用の流れを反映して、全体として緩和的な状況が続いています。経済の行く末は引き続きウイルスの経過に左右される。ワクチン接種の進展と供給制約の緩和は、経済活動と雇用の継続的な増加、およびインフレ率の低下を支えると予想されます。ウイルスの新種によるものも含め、経済見通しに対するリスクは残っている。委員会は、長期的に最大限の雇用と2%のインフレ率を達成することを目指す。これらの目標を支えるため、委員会は連邦資金金利の目標レンジを0%から0.25%に維持することを決定した。インフレ率が2%を大幅に上回り、労働市場が堅調であることから、当委員会は、連邦資金金利の目標レンジを引き上げることが間もなく適切となることを期待している。委員会は、毎月の純資産買い入れペースの縮小を継続し、3月上旬に終了させることを決定した。2月以降、委員会は財務省証券を毎月少なくとも200億ドル、政府機関向け住宅ローン担保証券を毎月少なくとも100億ドル保有することにしている。米連邦準備制度理事会(FRB)の継続的な証券の購入と保有は、円滑な市場機能と緩和的な金融環境を引き続き促進し、それによって家計と企業への信用の流れを支える。(DeepLによる自動翻訳)


記者会見では、利上げペースについて、「2015年とインフレ・労働市場の環境が異なる」「将来のペースについてはまだ決まっていない」と明言を避け、四半期に一度程度を上回るペースでの利上げに含みを持たせました。今後は2/16に公表される議事録に注目が集まっていきます。

米インフレ率は供給不足等により高い水準で推移しており、労働市場においても直近3.9%でコロナショック以前の3.5%に近づき、自然失業率NAIRUの4.3%を下回っていますので、金融引き締めについてFRBは積極的に進めていくでしょう。

投資家センチメントはかなり弱気に傾斜していますが、金融引き締めの織り込みも相当程度進んできてはいますので反発を見極めていきたいところです。

<今後のイベント>

中国春節休暇(1/31-2/6)
ECB理事会(2/3)
英中銀金融政策決定会合(2/4)
米予算教書(2月上旬)
米大統領一般教書演説(1月下旬~2月上旬)
ドイツ大統領選出(2/13)
FRB議長半期議会証言(2月月内)
北京登記パラリンピック(3/4-13)
中国全人代(3/5-)
韓国大統領選(3/9)
ECB理事会(3/10)
FOMC(3/15-16)
日銀金融政策決定会合(3/17-18)
英中銀金融政策決定会合(3/18)
EU首脳会議(3/24-25)
東証新市場区分移行(4/4)
G7首脳会議(6/26-28)
NATO首脳会議(6/29-30)
参院選(7月頃)
中国共産党大会(11月)
COP27(11/7-18)
米中間選挙(11/8)


さて今週の振り返りです。

米国株

ダウ


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NASDAQ


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S&P500


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S&P500の週次のマップです。Apple,MS強いですね。

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Fear & Greed Index は43(Fear)から36(Fear)へ下がりました。

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VIX指数(恐怖指数)は一時38まで上昇しました。

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                                                                          出所:TradingView

VIX指数」(恐怖指数)
シカゴ・オプション取引所が公表しており、米国S&P500 がどれくらい変動するかを表す指数です。数値が高いほど大きく変動すると投資家が予想していることになります。
通常 10〜20 程度で推移すると言われていますが、ショック時には大きく上昇します。
投資家の不安心理を表すものという意味で、恐怖指数とも言われます。

数値を1年間の営業日数260の平方根の近似値16で割ると直感的に理解しやすいです。
例えば20の場合、16で割ると1.25となり、おおよそ「7割弱の確率で相場が1日に上下1.25%の
範囲で動く」と予想されていることを意味します。


日本株

日経平均先物


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マザーズ指数


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騰落レシオは89.26です。

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120以上で買われすぎ80以下で売られすぎの目安

日経VIは24.80で引けました。

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日経平均のPERは13.18です(14~16が標準)。

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投資主体別売買動向は、海外投資家売り越し、個人は買い越し、信託銀行(年金)は売り越しです。

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米10年債利回り

米国金利は、短期ゾーンが利上げを織り込み上昇する一方、長期ゾーンは将来の期待インフレ率の低下や成長減速を織り込み上昇が抑制されイールドカーブのフラット化が進む可能性があり、インフレ率の高止まりが続けば今後2%超えてくる可能性があるでしょう。

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2年

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日本10年債利回り

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ビットコイン

BTCUSD


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ETHUSD

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原油  

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USDJPY

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EURUSD

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AUDUSD

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GBPJPY

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個別株

アップル

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AMAZON

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Microsoft

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NVIDIA

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TESLA

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ADOBE

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ETF

QQQ

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VTI

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ARKK

キャシー苦戦中

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(参考)コロナウィルスの状況

米ジョンズホプキンズ大学調べ。

オミクロン型急増。

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日本の状況~東洋経済新報社調べ

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〇米ジョンズホプキンズ大学システム工学センター(CSSE)

https://www.arcgis.com/apps/opsdashboard/index.html#/bda7594740fd40299423467b48e9ecf6

○世界の状況

https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/coronavirus-world-map/

○日本の状況

https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/

〇東京の状況

東京都新型コロナウイルス感染症対策サイト


【備忘メモ】前週比値上がり株 四季報オンライン

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【備忘メモ】前月比値上がり株 四季報オンライン

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