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太陽のふりをした北風

「北風と太陽」なら太陽を目指していました。
北風のように無理矢理に旅人の服を脱がすのでなく、太陽のように旅人が自ずから服を脱ぐように温かく見守る。

そうやっているつもりでした。

でも実際は…                     「さぁ、脱ぎましょう。温めますよ。ほらほらふぅ〜。どんな温度がお好み?」                             と旅人のご機嫌を取ろうと必死でした。自分の意図する方へ仕向けようと必死でした。

そんな太陽って…嫌ですよね。
「どうしちゃったの?」って離れたくなりますよね?                    北風の方が「おら!おら!」と真っ向から攻めていて素直かもしれません。

太陽の被り物を着た北風でした。

本物の太陽は、自らを燃やしているだけ。
自らの役割をこなしているだけ。
淡々と。
そこから溢れる熱や光を、有難く万物が受け取っているだけ。

曇りの日でも雨の日でも、太陽は淡々と自分の成すべきことをやっているだけなのです。

人の機嫌を取るために燃えているのではないのです。

「さぁ、さぁ、どうぞ!」と厚かましくないのです。まさに暑苦しくて…そんな人が近いて来たら「耐えられん!」と離れちゃいますよね。

本当の太陽のように。
淡々と自分を満たし、そこから溢れ出た光、暖かさで、万物を満たすように。

本当の優しさを持ちたい。

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猫町のように猫も子どもも大人も心地良く過ごせる居場所を創りたい!いつか叶えたい夢はいくつも☺️ 今は、1からピザを作ろう!と小麦や野菜を自然栽培で育てています。(FBページ ちょこ工房)そちらの活動などに有難く活用させていただきます😌