買ってよかったRRSのトラベル三脚
RRS (米Really Right Stuff)社製のトラベル三脚、
ASCEND-14
というやつを購入した。
とてもとてもよかったので、おすすめしたい。
でも三脚なんて無数の選択肢があるし、目的によって適したものは全然異なってくる。だからどうしても個人的な感想になってしまうけれども、書いておく。
屋内と屋外両方で、小さなものの物撮りを行うことが多い。
使うのは100mm程度かそれ以上のマクロレンズ。
同じような写真のジャンルに鉱物や昆虫などを小さなものを撮る人がいると思う。(私は小さな部品などを撮る事が多い)
そうすると、三脚に求める要件はこんな感じになる。
■ 剛性の高い三脚
■ 持ち歩きに適した軽い三脚
■ 高さはそれほど高くなくて良い
このような条件から、カーボン製のトラベル三脚で、華奢ではないものということになる。
このような選択肢が残った。
Leofoto LS-284CVL
RRS ASCEND-14
という感じ。GITZOのトラベルも気になったが、設計が古い気がして、いま買うものとしては候補にあげられなかった。
レオフォトのLS-284CVLはちょっと変わっていてセンターポールを様々な角度で固定することができる。マクロ撮影にはとても便利そう。
しかしこのメーカーは他メーカーの良く練られた製品とよく似たものを次々にリリースするというやり方で成長している。あまり積極的に買いたいとは思わなかった。良いものを作れるのに残念。
RRSはアメリカのメーカー。ウェブサイトやYouTubeチャンネルを見ても本当に垢抜けなくて製品の品質も心配になるレベル。
↓これがそのチャンネルだ。↓
しかしながら製品の評判はよい。
どうもライフルなどの三脚を作ったりしている会社で複雑なのだけど、ネイチャーフォトなどの過酷な環境でのファンが多い印象だ。
さまざまなラインナップがあるけれど、手持ちで持ち歩ける、ある程度小さく折り畳める、という条件で考えると、ASCEND-14という製品が合致する。
センターポールがえぐられた三角形をした凝った作りになっていて、カーボンの模様もダイヤモンド型で他のメーカーには無いかっこよさだ。
(しかしそのダイヤモンド型の織模様もレオフォトが後に真似ている)
ASCEND-14を購入することに決めた。
このシリーズには、長いタイプと短いタイプ、それぞれに専用の雲台が付くものと省かれているもの、計4種類から選べるようになっている。
悩ましいところだが、【長いタイプ】【雲台無し】を選んだ。
可搬性はやや劣るけれども、長さが足りないときにはどうにもならない。
雲台はアルカスイス製のギヤ雲台が気に入っているので、それを使うことにした。
↓これである↓
この雲台についてはまた書く。
ちなみにB&Hから取り寄せて買った。
今も品薄のようだけど、わたしは2月に注文して6月に発送された。そのくらいかかることもあるのですね。
今では銀一が代理店になって国内でも注文できるけれどB&Hで買ったほうがかなり安い。
↓B&Hのリンク↓
専用のキャリングケースも売っている。RRSの刺繍入り。サイズが難しい。
アルカスイスの雲台は縦に長くてあまりタイトなケースだとたぶんはみ出す。慎重に長さを計算して、スモールサイズでうまく入った。
↓これ↓
ぴったりである。
というわけで、
風景やマクロレンズなどを使って落ち着いて写真を撮る系の作業をするひとにはこの三脚はおすすめです。良いです。
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