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安価で受けることで業界全体の価値を下げる原因になる

目に見えない価値に対し、適正な金額設定ができていない、または依頼側が意識していないことに時々遭遇します。

私は映像制作が事業内容になるのですが、私のようなクリエイティブな仕事個人の采配や能力により作業時間の差が出たり、作品の差が出ることがあります。そのため金額設定が非常に難しく、依頼側の方も何でそんなところに費用がかかるのか?とか、そんなにかかるのか?と思われることも多いようです。

果たして適正金額とは?

これは、個人差がとてもあるため平均的な金額というのは特にないように思われます。私の場合は、10年以上、個人で仕事を受けているため、ある程度自分の中でこの金額以下は受けないと決めているのですが、経験がない方や始めたばかりの方は、ここに苦労するようで(私も苦労しました)どうしても安価で受けてしまう傾向にあります。

最近はクラウド系のサイトでよく見られるのですが、クリエイティブな仕事で安価な設定がしてあり、それを受けてしまう人がいるのも現状です。

最初に実績を積むためだったら良いかもしれませんが、実はクリエイティブな仕事は安価だから仕事が楽だということでもありません。フタを開けたら結構大変だったみたいなことはざらにあります。そうなると安価で受けたものだと受けた側もそこまでやる必要はないと判断してしまうのですが、発注側は安価か否かの区別はさほどついておらず、全然イメージしたものと違うとか、こんな仕上がりになっていたとクレームがつくのも現状です。

結果的に、安価で受けることでこの金額でやってくれた人がいるからという理由で依頼主が安価設定にしてしまい、なかなか金額を上げることができなくなってしまい、クリエイティブな仕事=安価になってしまうのです。

なので、ある程度の自分を圧迫しない程度の金額設定というのは必要なのではないかと思うのです。クリエイティブな仕事は1度良いと思ってもらえたらよほどのことがない限り依頼主は変えない傾向にあるのですが、安価が基本の方は結局安価を探し続けるので長いお付き合いはできないということになります。

個人的な意見ではありますが、なるべく安価では受けてもらいたくないなというのがあります。

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