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大切なものは目に見えない #170

コロナ禍が明けてから、インバウンドがものすごく増えた。

外国の方が観光したいと思えるような魅力的な国に住んでいることは誇りに思う。

でも最近はどこに行っても観光客ばかりでちょっといい気がしないのも事実だ(逆も然りなのは承知の上で)。

景気が後退している日本でたくさんお金を使って経済を回してくれている観光客の存在は確かにありがたい。

でもこの円安の中でどこもかしこも観光客プライス。多言語メニューがあるのも当たり前で、ターゲットは明らかに観光客。

そのせいで元から利用している人や現地の人が使えなくなっている。

本来大切にされるべき人達が萎縮しなきゃいけない状況。

「あれ?これって本当にいいことなの?」って思ってしまう。

一時的な経済効果だけを見ればプラスなのは間違いないが、長期的な視点で見ると果たしてこのやり方は総合的にプラスなのだろうか。

もちろん国力にお金が関与するのは間違いない。

でも目先の利益だけを追求して、大切なものを失いかけている気がしている。

まさに「浪漫と算盤」の話なんだろうなあ。



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