見出し画像

あすかオンライン②

あすかオンライン①の投稿に続き、7/3(土)に開催された、とあるビジネススクールの大規模イベント、あすかオンラインのDay2について振り返ろうと思います。

いろいろなセッションに参加しました。それぞれのトピックスに関連性はありませんが、各セッションで印象に残ったことをピックアップして、自分に引き寄せとりとめもなく書きなぐってみます。

車の自動運転によって引き起こされる価値の変化

車の自動運転が当たり前になった未来を想像してみる・・・

私が自分が毎日通勤に欠ける時間は1時間。この時間はこれまでハンドルを握っていた時間から、睡眠や読書、もしくはパラレルワークに勤しむ時間に変わる。車の運転に集中していた時間が新しくモノを生み出す時間や自分を高める、もしくは休息をとる時間に変わり、運転するというという行為が完全になくなるかもしれない。この時移動に関わる時間は、無駄な時間ではなく、自分のために費やせる価値のある時間へと変化する。

また、移動時間という概念が、自分時間に大きく変わることにより、例えば自宅の価値も変わるかもしれない。これまで、短時間で職場に着くとい家に資産価値があったかもしれないが、通勤時間までの時間は無駄な時間としてカウントされなくなる。仮に2時間かかろうが3時間かかろうが、その時間を自分の自由な時間として使うことが可能になれば、そもそも家から職場までの距離は関係がなくなる。

アクセスのよい環境からより自然に近い環境、もしくはその人が本当に望む環境に身を置くことが出来るかもしれない。これまでに価値のなかった場所やモノゴトが一気に価値を帯びるもしれない。

自動運転が始まるのはテクノロジーの変化の激しさを考えると必然である。今のうちに、自動運転による、時間の価値の変化と土地の値段など(モノの価値)の変化を予測し、それに向けて動く必要があるのかもしれない。

皆が、その価値に気づくころにその価値に飛びつくのは遅い。時代の変化を考え、事前予測をして行動しなければならないなと感じました。

本当に大切なことは自分が何を大事と思うか?

・自分の本当にやりたいことが分からない・・・

・自分にはどんな価値があり、どう提供していけばよいのだろう・・・

・今の職場にいて自分の価値を提供するはできているのだろうか?

私の頭では、こんな問いや思いが毎日のようにぐるぐると駆け巡っています。おそらく自分に限らず、身近にいる人たちもそうかもしれません。そういう時、こんな考え方をしてみてもよいかもしれません。

『自分にとって、何が困っていて、何を実現させたいのか?』

そして、『自分であればどう解決させることが出来るのか?』

今の自分の仕事の延長上でもいいし、自分の仕事からかけ離れたことでもいい。『自分が何を大事としているのか?』という強い想いを一度自分に問いかけ、一生懸命考えてみる。

最近、私自身が日々の業務に追われすぎていて、このようなことを考えることを忘れている気がします。そこを明らかにすることも私が、ビジネススクールに通っている一つの理由。初心に戻ってもう一度、時間をかけて取り組んでみようと思います。

八識とDXブームとの関係

八識って知っていますか?

生命の働きである識を以下の8種に分けたものだそうです。

眼識(げんしき)
耳識(にしき)
鼻識(びしき)
舌識(ぜっしき)
身識(しんしき)
意識
末那識(まなしき)
阿頼耶識(あらやしき)

①眼識(げんしき)
色や形を見分ける心。

②耳識(にしき)
音を聞き分ける心。

③鼻識(びしき)
匂いをかぎ分ける心。

④舌識(ぜっしき)
「甘い」「辛い」「酸っぱい」など、味を分ける心。

⑤身識(しんしき)
「寒い」「暑い」、「痛い」「快い」などを感ずる心。

以上は「前五識(ぜんごしき)」といわれていて、いわゆる五感に当てはまります。

この前五識のあとにくるのが、日常でも使っている⑥意識です。

⑥意識
情報処理の知性のようなもの

⑦末那識
エゴのようなもの

⑧阿頼耶識
無意識

この八識のどこまでが今のデジタルに置き換えられるのかという議論があり、今のAIが出来るのは、せいぜい眼識と耳識の2つに限られるだろうというお話がありました。じゃあ、残りの6つはこれからデジタルに置き換えられ個別最適化できるのかという問いが立てられ、とりあえず、鼻識と舌識はどうかというお話になりました。

とある一人がセッションの中でNOを唱えました。その理由ですが、嗅覚や味覚はヒトによって好き嫌いがあるように、個人個人でその感覚を心地よいと思うには差異があり、それは過去の経験など産まれた時から蓄積された経験があって初めて、その感覚を良いと思うか悪いと思うかの区別がつくとのこと。この体験をデジタルで最適なものを提供するのは非常に難しいのではとおっしゃられていました。確かに、その考え方は一理あると感じましたが、その経験さえもアルゴリズムで最適化し上書きすることが出来る世の中になればすごいと感じると共に、やや怖い気もしますね。うーん、恐ろしい。

DXについての勘違い

会社で今ブームになっている『DX』。今やDXという言葉が先行して、なんでもかんでもその言葉に乗っかっている感じがします。

でも、振り返って考えると、どうも『デジタル化』が先行しているような気がして、本当に大事なのは『変革』ではないでしょうか?変革が重要なのであれば、必ずデータを使って変革を起こすという考えは多少浅はかなのかもしれません。

この議論になったセッションではDXでは

DXに取り組むにあたり『必ずデータを使わなければならないという考え方を改めるべき』との助言がありました。

このための判断軸としては以下の事を頭に置く必要があるとのことです。

①会社がものすごく成長するのか?

②会社がものすごく儲かるのか?

この軸を頭に置きながら本当にDXすることに価値があるのかということを考えてみようと思います。


以上、実はまだまだありましたが、印象に残ったことや私の頭の中で整理したいことをつらつら書いてみました。言葉にはしてみたものの、粗削りなのでもう少し自分で咀嚼していく必要がありそうです。あすかオンラインの2日間は様々な学びがありました。人的ネットワークも広がりましたのでここから変化していきたいです!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?