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アメリカから日本への送金について 2024春

日本から海外への送金と同等にアメリカから海外に送金するにはひと手間が必要で多岐に渡る方法が存在します。銀行送金、P2P送金、クレジットカード、キャッシング、小切手、交換所、暗号資産、FXを使うなど多種多様な方法がありますが、それらをいくつか比較しまとめておきます。

結論としては、日々の買い物はアメリカ発行の為替手数料無料のクレジットカードを使いつつ、大口は証券会社からのドル送金がバランスが良いと思います。あまりに下手な方法を使わない限り手数料より為替変動の方が影響が大きいです。

銀行送金

アメリカの金融機関からSWIFT国際ネットワークを使って日本の銀行にドルで送金する方法です。UnionバンクがUSバンクに統合されてから、アメリカに銀行口座を新規開設するハードルは上がりましたが、すでに持っておられる方、ハワイで口座を作るなどまだ方法はあるみたいです。

アメリカの銀行から送金する場合の手数料は、アメリカからの送金手数料、SWIFTネットワークの使用料、日本の銀行での着金手数料、ドルから円への為替手数料の4つのコストが発生します。

USバンクから日本へ$10,000送金する場合は、下記の通りになります。

  • USバンクの送金手数料が $50

  • SWIFT手数料が2000円ぐらい

  • 着金手数料がSonyGoldなど無料だと仮定

  • 為替手数料が、10000 * 0.07円 で700円

  • トータルで 50 * 150円 + 700円で10200円

  • 10,200/1,500,000で手数料率が0.68%、悪くないですね。

銀行のキャッシュカードとATM

日本のATMで円を手に入れるには、ATM手数料と為替手数料が必要。さらに一日の取引上限が設定されています。

10万円を下した場合、為替手数料が3% + 銀行側ATM手数料$2.5 + ATM手数料 200円ぐらい
3000円 + 2.5 * 150 + 200 = 3575円、3.6%程度の手数料が必要。お高い印象です。

アメリカのFirstrade証券から直接日本の銀行に送金

  • Firstradeの送金手数料が $25

  • SWIFT手数料が2000円ぐらい (SBI銀行を使ってSWIFT手数料を節約、たぶん出来る)

  • 着金手数料がSonyGoldなど無料だと仮定

  • 為替手数料が、10000 * 0.07円 で700円

  • トータルで 25 * 150円 + 700円で4450円

  • 4450/1,500,000で手数料率が0.30%、悪くないですね。

Firstrade証券のキャッシュカードを使う

月に1回、$1000ドルまで手数料完全無料、2回目以降は為替手数料の3%

P2P金融のWiseで送金

USD/JPYの場合、0.39%、安定のローコスト、海外旅行にも便利。

海外手数料無料のUS発行クレジットカード

手数料 0% + Visaレートのスプレッドによる実質手数料 0-0.5%
ほぼどこでもクレジットカード決済が可能な上にクレジットカードのポイントで1%程度還元される。Suicaへのチャージやアマギフ購入も可能。

Cash Advance(クレジットカードによる現金の引き出し)

  • $10か5%の大きい方(一般的なレート、手数料無料のカードもある)

  • 29.99%の手数料 29.99/365 = 0.082% / day

10万円引き出した場合、$667、手数料は33ドル、一日で返済するとして、$0.54、80円 + 33USD*150 = 5030円、よって手数料は5%、高いです。緊急の時以外使う気にならないです。

事務手数料がない場合の総手数料は利息分の80円程度となり、0.008%程度の手数料になる。

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