VALUサービス終了につき総括してみた
2017年5月31日にβ版としてリリースされたVALUですが、私個人としては2017年06月19日にVALU登録とほんとに初期の頃から利用させてもらいました。
私にとってはかなり思い入れのあるサービスだったので、記憶が新しいうちに総括しておきたいと思います。
今回下記の記事にもあるように3月末をもってサービスが終了します。
簡単に説明しますと
「暗号資産カストディ業務に対する規制」という法規制に対応ができず待ったなしの状況でのサービス終了という判断だったかと思います。
twitterでの突然告知で昨日今日と混乱したユーザーが多いのではないでしょうか？
私自身も終盤のVALUの取引量なんかを見ながら、或いは知識ある方の投稿を見ながらある程度この日が来ることは片隅に入れつつの行動ではありましたが、非常に唐突でビックリしました。
◆重要なお知らせ◆
— VALU (@VALU_official) January 15, 2020
いつもVALUをご利用頂きありがとうございます。この度、お客様の暗号資産をお預かりする業務を断念することとなりました。
それに伴い2020年3月2日 13:00 をもってVAの売買機能提供を終了し、2020年3月31日 13:00 を期限に、お預かりしている暗号資産の返却手続きを進めます。
2017年5月から始まったVALUですが、それはそれは沢山の事（事件！？）がありまして、今ではとても懐かしく思う次第ですが、大きな転機となったのは、やはりヒカル事件かなと思います。
この事件を機にインフルエンサーが次々に撤退し取引量が急速に減少した感覚です。やはり個人の信用価値を売買できる、しかも株取引のように自由に売買できることが一つの売りだったので、これは痛かったと思います。
ヒカル事件以前は、VALU特有の表現であった個人の時価総額を競い合う上場者が多く本当に売買も活発でした。特に著名な方が上場となると、朝から一斉にスタンバイし競って購入した人も多かったように思います。
そう、VAを買いたくても買えない時期があったんです。笑
次に上場する大物の情報をいち早く教える優待やグループがあったぐらい。
現状しか知らない上場者には想像がつかないと思いますが、来る日も来る日も、買い板に張り付いては買えない日々。
人気上場者も毎日倍々ゲームで価格を釣り上げている状況でも購入できない日々でした。笑
終盤のVALUも楽しかったですが、ある意味、初期の過熱感も新鮮で楽しかったです。
一方、運営サイドは見立てが違っていて盛り上がり過ぎて、加熱しすぎた取引をかなり絞りました。
購入できるVA数に制限を設けたり色々と収束に動いたと認識していますが、思えばこれが良くなかったのかなと個人的には感じています。
繋がりを大切にするSNS。「叶う夢を増やそう」とは言いつつも、やはり売買利益が得られるという側面は最後まであった方が良かったなと思います。
単純に儲けたいと思うのは人の真理なので。
半面、売られることに誰しも慣れていないので、ショックから去っていく人も多かったのは事実なので、これは何とも言えないところではありますが。
運営としても、やはり売買あっての手数料商売ですし、商いが減ると収益が減るわけで。上場者も次第に減りゆく取引量に売り板に並べても購入されない日々が続き、去っていった人も少なくありません。
なので最初のポイントは間違いなくヒカル事件だったと思います。
またコインチェックのハッキングやビットコインの急落により、そもそもの仮装通貨に対する疑念が蔓延したのも大きなポイントの一つだと思います。
VALUはビットコインでの売買取引なので値上がり時は時価総額が勝手に増えていきましたが、急落感が凄かったので一気に時価総額が目減りしたのを覚えています。
この頃から繋がりを重視し売買利益だけではない目的での運用がユーザーにも多く見られて、私もその一人でした。
自分の発行VAが売れなくても、繋がりたい人のVAを購入し優待利用やコメント欄でのコミュニケーションを楽しむSNSとしての利用を意識し始めたんだと思います。
また、そもそもVALUという特異なサービスに参入してくる人は変わった人が（いい意味で）多いと感じていて、単純にアクティビティを眺めているだけでも色々勉強になることも多かったです。
もう一つ、VALUの大きな特徴であった優待制度。
これは非常に秀逸だったと思います。私も沢山利用させてもらったし、実際にそこからビジネスに発展したので個人的にはとても有益でした。
こちらの優待制度で一番大きな成功だったのが「高知の財布」なんじゃないかなと認識しています。とても可能性を見せてもらいましたし良い勉強になりました。
その他にもここでは挙げられないほどの優待利用が、個人間でVA購入を通して行われ続けたこの2年半。優待不履行などの問題も一部ありましたが、ど真ん中でVALUを見てきて、それぞれ個々の活動がとても有益であったように思います。
私自身もVALUを通して沢山の方とリアルでお会いし知見を広めれたのは大きな財産です。いちいちここでお名前を挙げると涙が出そうになりますが、それぐらい他のSNSとは違う繫がりが確かにここにはあったと思います。
VALUとは何だったのか？
と問われたら
「今までにない可能性を引き出せる全く新しい場所」
と言えると思います。
VALUが終了しても、ここで繋がった方との縁を大事に他の場所でも活動を続けていきたいと思います。
またいつの日か、こんなにワクワクする場所ができたら、いち早く参加したいなと思います。
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