不安感情から抜け出すために最初にやってほしいこと
不安や焦燥感から抜け出すために最初に確認してほしいことがあります。それは、「睡眠がとれているのか」です。
なぜ「睡眠」を確認してほしいのか
いいマインドや価値観を得ても、体が元気じゃないと行動に移せない、行動に移せないと現実が変わらない。
結果、自分を責めたり、自己否定をしたり、気持ちが沈んでしまい、心が整わないのです。
本もたくさん出ていますが、睡眠不足はホルモンの分泌量に影響し、ネガティブ思考に陥りやすくなるようです。
不快感情は必要!でも振り回されたくない
不安などの不快感情は人間の本能なので必要なものです。無くなったら命の危機にさらされます。しかし不要にこの不快感情に心が乗っ取られて、不安や焦りに振り回されていると、心身共に疲弊して苦しくなってしまいます。
このような時、不快感情を拭うために行動をしようとすることが多いと思いますが、その前にやって欲しいのは、体の状態を整えることです。
体が疲れていると、イライラするし、思考は働かないし、意志力も出せません。このような状態になると、自分に厳しい言葉をかけて「こんな状況ではダメだ」「もっと頑張らないと」とムチ打つ言葉をかけていくようになります。
体が疲れていると心も疲れてしまうので、まずは「頑張れる体の状態なのか」を自分に聴いてもらいたいです。
「疲れている」と聴こえてきたら、勇気を出して自分の心と体を優しく労わってあげてほしいです。
現代人は休むことを恐れている
中には「ムチ打つほど頑張っていません。やっぱり自分がダメだと思います。」と言われる方がいます。
しかし、この言葉からもわかる通り、自分に厳しく自己否定しムチ打っている状態です。このような時、自分の内面が厳しい言葉で溢れ、心身共に休まらず、実は眠りが浅い、心も体も疲れが溜まっている状態であることも多いです。
ここで休んだり自分に優しくしたら、
自分の価値がなくなるのではないか、
周りの役に立てなくなるのではないか、
周りから見切られるのではないか、
と不安が渦巻き休めなくなっている人いませんか?
私は長らくこの感情と戦ってきました。
この感情が自分を成長させてくれたこともあります。
しかし不安に煽られて行った行動で心が満たされたことはありません。そして何より、自分本来の力が発揮できていないのです。
考えてもみてください。体と心が疲弊していて、本当の自分の力が発揮できると思いますか?
不快感情は悪者ではありません。これらの感情の奥底には、
人と繋がっていたい、
人に貢献したい、
自己価値を承認したい、
自己信頼を持ちたい、
そんな願いがあるからこそ生まれているのだと思います。
しかし休んだり自分に優しくしても、それらが損なわれることはありません。むしろ、ありたい自分に向けて行動するエネルギーに変えていけます。
体が不調だと心は元気になりにくいです。心が元気がないと、意欲や好奇心は生まれず、不安をなくすためだけの行動なので、楽しさ、よろこび、やりがい、など満たされる感情は生まれにくいです。
結局、自己否定が強くなり、不安や恐怖が募ります。だから、まずは体を元気にしてもらいたい。そのために一番最初にやってもらいたいのは、頭と体を休める「睡眠」です。
次回は、体は元気だけど、不安が強い、不快感情に振り回されているという方に向けた次回書きたいと思います。
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