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人望が集まる人の考え方

Title:人望が集まる人の考え方
著者:レスギブリン 弓場隆 訳
出版社:discover
感想を書いた日: 2023-06-13

要旨及び感想

すべての人が他人に何かを求めている
誰もが相手に好意を求め、自分を受け入れて認めて欲しいと思っている
夫婦も親子も会社員とお客様も従業員と経営者も
すべての人が成功と幸せを求めている

人間の真理から書き出される文書構成に、グッと興味を惹かれる。で、本書は何を示してくれるのか?

奪う、施すではなく、GIVE & TAKEの関係の実践書
気難しい人とも人間の習性を理解すればうまく関係を築けるテクニックがあるらしい

第1章
本書の立ち位置、有効性を書いてるが、フワッとしており、くどい印象(上から目線ですいません)

第2章
相手の自尊心を傷つけるのはご法度
このルールが守られないので互いに傷付き、疲れる人間関係になることを小生も説いて廻りたいし、小生自身が気を付けるべき事項である

自分の自尊心が満たされていれば、寛容になり相手の話に耳を傾けられる、相手のニーズを配慮できる、自分のミスを素直に認められる、批判を受け流せる

気難しい人には褒め言葉をかける
正論を振りかざすのでは無く相手の自尊心を満たしてあげる

中学生のときの担任の先生、または高校生のときの国語の先生にお前は太鼓持ちになるねと微笑みながら言われたことがある。当時は太鼓持ちの意味を辞書で調べ、そんな風に見えるのかね?と思っていたが、50歳を過ぎて本書読んだ際、このシーンが蘇った。私のビジネス上の人付き合いのテクニックの一つが相手を持ち上げることである。これは相手の自尊心を満たしてあげることに尽きる。あの先生は(どちらかは明確では無いのが残念だが)小生のサラリーマン人生を予見していたのだろうか。一方プライベートでは相手の自尊心などお構いなしに、バシバシきつく突っ込んで空気読めないと嫌われる。本気でプライベート面の人との関わり方について修正していきたい。

第3章
すべての人は自分を認めてもらいたがっている
自分の重要性を他人に認めてほしい
相手を軽んじる言動が大きな悲劇につながる

相手に感銘を与えるには、自分が相手に感銘を受けたことを伝えれば良い
→全ての場面で使えるメソッドでは無いかな?

家族や友人にこそ礼儀正しく接することを心掛けよう
→大事ですね

注目するだけで、相手の重要感を満たすことができる
→大人子供関係なくです

第4章
人間は相手の行動と態度に対して同じように反応すると言う心理学の法則がある

一触即発の状態に置かれたら、声のトーンを下げよう

熱意は伝染する
自信は信頼を生む
自信にあふれた態度が人を惹きつける

歩き方、握手の仕方、声の調子で伝わるので自信を持って堂々と

第5章
最初の言葉で役割が決まってしまう
第一印象を変えるのは困難
→初動は大切

偉大な人物は、少しも気取らず、自然に振る舞う

他人をけなすと悪い印象を与える

第6章
人々を惹きつける3つの条件
・相手を受け入れる
・相手を認める
・相手を尊重する

ありのままの自分、自分らしく振る舞う権利を与える
相手の認めるべきものに焦点をあて、長所を引き出す
目立たない長所をほめる
尊重していることを相手に伝える、特別扱いする

第7章
すぐに打ち解ける人
→自分を好いてくれると信じて行動する
人を恐れない
笑顔は奇跡を起こす、心のこもった微笑みをかける
ほほ笑みはお金のかからない魔法

第8章
仕事をする能力=話をする能力
稼ぐ力=言葉を使う技術
成功と幸福は自分を表現する能力

相手に話をさせる
楽しい話をしよう 陰気や不吉が面白い訳ない
悩みや不満を誰彼問わずぶちまけてはいけない
相手をからかわない、皮肉を言わない→ここだよ自分!自分が思っているほど笑えない受けてないし、相手を傷付けているのです。

第9章
話を聞く人は利口と評価される
耳を傾ければ相手が求めているものがわかる
相手の話を聞く習慣が自己中心的な性格を克服できる

相手の顔を見る
リアクションを返す
相手の話を遮らない

第10章
相手の賛同を得る方法

相手が自らの意思で賛同するように働きかける
冷静に事実を提示する、プレッシャーをかけない
相手の自尊心は傷つけない

相手に意見を述べさせる
答える前に少し間をおく→検討に値するという仕草
100%勝とうとしない→部分的に譲歩
控えめな態度で主張→間違っているかも知れませんが
第三者に代弁してもらう、説得に客観性
相手の面子を潰さない
→具体的には事実関係を把握していなかったことにする
言い訳する機会を与える

自然に振る舞えてないと、これはこれでウザい奴なので注意

第11章
成果をあげる方法

他人に手伝って欲しいなら、
他人に知恵を求めることで体力の協力も得られる
命令ではなくアドバイスを求める
相手にアイデアを求める

自分が正しいこと、同情して欲しいだけならアドバイスを求めない

第12章
褒め言葉は人間の精神を活性化する
毎日心をこめてほめる

精神的に健康であればあらゆることに素晴らしさを見出せる

第13章
相手に注意を与えて成果をあげる

一対一で注意する 自尊心を意識
褒め言葉による前置き
相手の行為に注意を与える 人格を否定しない
正しい方法を教える
要求では無く依頼する 協力的な気持ちを引き起こす
注意は一回だけ
最後は友好的に会話を終える 相手を勇気付ける

第14章
成功と幸福をもたらす効果的な行動計画
具体的に課題と行動を書き上げて、改善された点を振り返る

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