見出し画像

旅行記本を読み返し、自分の旅行記を発掘する!

2020/08/10
山登りはちとハードル高いなぁと言うことに気付いたのだが、旅行願望が止まらない。

本棚からお気に入りの旅の本を取り出して久々パラパラページをめくってみる。学生時代に、GoProとiPhoneを持って世界中を貧乏旅行したかった。世界中の人と知り合い、色々なものを見て、食べて、どんどん映像撮って、体験談をいくつもメモって、凄い宝物になったろうなぁ。そんな自分に出来ない旅を、バリバリ行動力のある若者達が、旅の素敵さを教えてくれる。

>自分の仕事をつくる旅 成瀬勇輝
今になって読み返すと、旅をしたいって言う単純な欲を、アレやコレやと論理的に説明したがる著者なんだねって印象を受けた。

さてどんな大人になったのだろうか?とググってみますと、TABI LABOとかON THE TRIPとかを運営しており、バンでノマドライフを送ってるらしい。本当に旅が好きで、旅を仕事に出来たんだと感心する。

私的には普段の生活習慣とは異なる非日常感や仕事と区別することで感じるスペシャルな時間や経験を旅に求めるので、仕事にすることなど微塵も考えていない。出張が多い今の仕事は、結果的に行ったことのない、生活したことのない土地でわずか数日ではあるが滞在でき、また移動が出来る経験が自前コストをかけずに出来るのはラッキーだ。笑

この本に寄稿してる著者達は、それぞれテーマを掲げて、スポンサーや理解者とつながって世界中を旅している。学生時代の旅と言う経験から、いかにビジネスに結び付けていったかと言う紹介本と言う感じ。これらの著者もググってみると未だに皆、各々のテーマに沿ったビジネスを頑張ってる様子。旅のプロデュースや日本の良い文化、習慣の紹介やコンテンツ化など幅広い分野で面白そうなことを起業している。是非この世界中に吹き荒れる新型コロナ禍の中で、新しい旅の形を切り開いてもらいたいと思う。

>僕が旅に出る理由 いろは出版
こちらは学生さんの海外旅行経験談を取りまとめた本。皆さん日本に生まれ育った価値観に疑問を持ち、海外で経験した新しい目線の価値観の洗礼を受けた体験をお裾分けして貰える。皆、幸せとは何かについて言及していることが興味深い。人の幸せは千差万別。自分自身の価値観に沿った幸せを見つけるのが人生なんですねぇ。

海外旅行記を今読み返しちょっと気になるのが、日本人はワーカーホリックで不幸と思われているのが残念だなぁと。やっぱり仕事をするからには責任感持って、仕事に打ち込むことで世の中をちょっと進歩させ、世界を少しハッピーにすることが出来るので、その対価を受け取ることが出来るんじゃ無いかなぁ?皆が同じ価値観、同じ能力で、同じことを仕事にするのでは、この世の中どうにもならんのですよ。笑。

資本主義経済が悪みたいな価値観が、どうしても目立ってしまうけど、ほんのちょっとだけ得意なことを世の中に還元するってスタンスは必要なんじゃ無いのかしら?決して口をへの字にして頑張ってるサラリーマン人生だって悪くないと思いますよね。医者だって、エンジニアだって、先生だって、塾に通う子供達だって歯を食いしばって頑張らないといけない場面はあると思う。そんなお仕事や勉強でがんばっている自分へのご褒美に旅行って楽しみ方があってもいいですよね。

最後に、
他人の旅行記を読んで、自分自身の旅行記を読み返したくなる。文才も無く、特殊な経験をした訳でも無いけど、あの当時、自分なりに出来る最大限の能力をフル活用してプロデュースしたプロジェクト、それが卒業旅行だった。ヨーロッパ約1ヶ月かけての美術館廻り。イタリアのユースホステルに向かうため、飛び乗ったバスの車内、どこでどう降りたら良いかわからず、困り顔の私たちを助けてくれた若い女性。女神さまが書いてくれた走り書きがあるはずの旅日記。あ〜読み返したくなって来た。

でもコロナ騒ぎで部屋を片付けた時に、過去に使って来たメモ帳やノートを大量に処分した。過去を断ち切るために、新しい半生を生きるために。残念だなぁ。あの旅行記をデジタル化しようと思い、なかなか捨てられなかった。スキャナーを買って全ページスキャンしてOCRにかけようと思っていたが、ついにスキャナーの読み取りソフトがOSのアップデートに付いていけず、スキャナーも処分しちゃったし。それでメモ帳も処分しちゃったかしら。

ちょっと気になって、もしかしたらと思って本棚の一番下をゴソゴソしてみたら、あら!やっぱり宝物なのか、その旅行日記を書いていたメモ帳は捨てずに保管されていた!自分自身にびっくり!お盆休みは、このメモ帳を紐解いて行くのも楽しそうだ。うん楽しくなって来たよ。女神さまじゃ無くてマリアさまと表現してましたね。笑

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?