クイーンズ・ギャンビット

タイトル:クイーンズ・ギャンビット
監督:スコット・フランク
キャスト:アニャ・テイラー＝ジョイ
視聴日:2023-12-03

# あらすじ
自動車事故で1人生き残った孤児、エリザベスハーモンは並外れた頭脳の持ち主。児童養護施設でチェスの才能を開花させ、男社会のチェス大会に挑み頂上まで登り詰めるお話。

# 感想
話題にはなっていたけど中々視聴できなかった作品。週末にNetflixで一気観しちゃいました。
何といっても物語の面白さ。全く無名の少女が、女性が今よりも軽視されていた時代に、次々と大きな大会へステップアップしながら高慢ちきなマスター達を次々と撃ち破る。圧巻で爽快。ちはやふるっぽい話に胸熱。
親子関係、恋人関係、友人関係などチェスだけでは無い人としての人生観も育まれ、酒、薬に溺れるピンチもありながら、最後は冷戦時代の米ソの枠組みを背負いながらも強敵人間コンピュータのボロゴウに勝利する。しかも勝利に向けて、これまで打ち負かして来た昨日までの敵が打倒ソ連に負けて一丸となり協力してくれる団体戦的要素も盛り込まれ、気分が上がらずにはいられない。

それと映画の画作りが美しいのでずっと視聴し続けることが出来る。主人公の顔に光が差し込み柔らかに出来る陰影、当時のファッションを再現していると思われる素敵な衣装。これは是非女性陣に観てもらい、世界をちょっとでも改善して行くきっかけにしたい映画ですね。