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娘のこと ②

2022年10月現在
我が家の娘は12月で4歳になります。


そして私の余命半年突破を迎えるのも12月。


当たり前のように日常を過ごしていると
自分が病気なことを忘れ
そしてふとした瞬間思い出します。


娘は私にとって
かけがえのない存在。


娘がいなかったら
私は今ここにいないかもしれない。


乳がん告知から2年半。


治療と仕事と育児で
毎日いっぱいいっぱいで。


娘はとてもかわいいけれど
母としての責任感に
押しつぶされそうになることも多々あって。


脳転移もギリギリまで気づかないくらい
自分をないがしろにしていました。


入院中、そして退院後も
いろいろ考え、整理して
今はだいぶ楽になりましたが…


私は初発ステージⅣの乳がんで
脳(多発)、背骨(多発)、左頸部リンパ節に
転移があります。
ただ炎症性乳がんという
特殊な乳がんのため
画像には映らない微小な転移は
全身にあるかもしれないと
医者に言われています。


それなので日常をこなすにも
体がもたないんですよね。


自覚したのは
脳転移発覚で緊急入院し
退院してから。


本当はもっと前から
限界だったのだろうけれど
無理やり動いていたんだと思います。


ボロボロの体で
毎日元気いっぱいの
3歳児の相手をするのは
しんどいこともあって。


どんなに大切なわが子でも
やっぱりずっと一緒にいるのは
疲れちゃうんですよね。


へその緒が切れた時点で
他の人だから。


でも、どうしても母親って
子どもがお腹の中にいた時間が長いから
子どもとの距離感をバグるんですよね。


他の人のはずなのに
自分の一部だと思うから
想い通りにならない娘に
イライラすることもあり。


想い通りにならなくて
当たり前ですよね。


他の人ですもの。


私は娘を一人の人間として
尊重することを心がけています。
まだまだ幼児なので
大人が線引きをしなければ
いけないところはありますが
娘には娘の意思があって話したり
行動したりしていますからね。


大人はどうしても
固定観念が強いですが
子どもにしたら
そもそも常識って何?って
感じでしょうし。


娘を見ていると
私も思考は柔軟でいたいな
と、しみじみ思います。


娘から学ぶことも多いです。


喜怒哀楽もはっきりしていて
1日1回は泣いたり、怒ったりしていますが
それでもたくさん笑って
私に『大好き』と伝えてくれます。


私が人生で1番好きで
かつ、私の感情を1番動かすのは
娘かもしれません。


主人も好きですけれど
次元が違いますね 笑


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