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タイのサスティナ消費①

タイに出張があったのでどうせ行くなら...とサスティナ消費的な観点で回ってみた。
仕事との繋がりから比較ができる小売りにおけるサスティナ商品事情をレポート。
もちろん住んでおられる方ほど濃密な情報でないことはご承知おきください。

タイでは2月から「レジ袋配布禁止」となったこともあり大手CVSでも写真のように入口からエコバックのアピールがされていた。お金を払えばもらえるのではなく、お金を払ったところでPlasticBagは出てこない。ここがすごい。

また、それを日本のように段階的に...ではなく一気にやってしまうところがすごい。
日本ではなかなか理解されないやり方かもしれないけれど、人間の習慣はなかなか変わらないのだからこのくらいの強行策でないと意識も行動も変わらない、ということなのだろう。

そして店内へ。
日常生活に近いコンビニでは、価値観(商品のコンセプト)より利用シーン(緊急性や価格)やが優先されがちで、なかなかサスティナ商品を扱い続けるのは難しい。が、発見!!

BIOSAFETY EcoFriendry
タイらしく、サスティナ歯ブラシ。
タイでは歯科受診が保険適用外で虫歯治療に多額のお金がかかるため、国民の歯みがきに対する意識が非常に高いらしい。実際、スーパーマーケットなどに行くと歯ブラシと歯磨き粉の品揃えが非常に多く、売場もめちゃくちゃ広い。

そんな国において、歯ブラシへの注目度が高いのだと思う。関心が高い商品をきっかけにサスティナに関心を持たせるのは大事。

この歯ブラシは、ブラシ部分が「キャスターオイル100%」で持ち手の部分が「コーンスターチ95%」。つまりPlasticLess。一般的な歯ブラシの3倍くらいの価格ではあったが、これがコンビニエンスストアに品揃えされているのは興味深い。

続いて、オーガニックショップに行ってみた。
この手のお店は日本同様、なかなか庶民からは手の届かないようでハンドリングの難しい生鮮品よりは加工食品と雑貨の品揃えが多い。(スムージーショップを併設していて、果物などは最終そちらに回されるのだと思う)

雑貨の中でも、化粧品とヘアケアなどの日用品がほとんどを占めていた。これもまた、経営的な意味合いからも、お客様の選択の幅を広げる意味合いからも、買い回り頻度の高いものを中心に品揃えているのだと思う。ほんとにたくさんあって迷ったけど、お土産にも最適なBalmをご紹介。

PHUTAWAN 100%SheaButter Balm
これはオーガニック認証だけでなく、動物試験をしていないなど複数の認証をとられている国産のbalmだったのでとても好感が持てた。幾多の認証が乱立しているけれど認証は消費者の選択の第一の指針になるように思う。選ばずしてその認証がどのレベルか?を議論する前に、認証の有無を確認して選ぶことのほうが重要。

肌感覚ではあるけれど、日本より遥かに環境への意識が高いと感じた。
もちろんそれはマイクロプラスティックの問題やPM2.5など実際に被害を被っているから、というのもあると思う。体感していようが、してなかろうが事実を知っているなら1歩を踏み出すことが大事と思いました。

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