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アラ古希の両親への本当のデジタル支援について考える

近くの大学で卒業式があったようで、袴やスーツ姿の若者を見て昔が懐かしくなったけど、自分の卒業式のことを全く思い出せなかった富山です。

さて諸事情があり今月2回目帰省したのですが、1回目の帰省時に解決したはずのデジタル系のトラブルがなんと再発していました。

今回はそんな出来事から、どうすればアラウンド古希(70歳)の両親だけでデジタル問題が解決できるようになるか考えてみたので記録します。

見れなくなったAmazonプライム
シンプルな解決方法「再起動」

1回目の帰省時に解決したデジタル問題はいっぱいあるのですが、そのうちの一つに「テレビでAmazonプライムが見れない」というものがありました。

Amazonプライムを見るためには、Amazon Fire TVのスティックをテレビに挿し、ネットワークの設定をするだけなのですが、なぜか最近見れないらしい。

ということで解決のため、再起動や初期化をおこなったり、カスタマーセンターに問い合わせたりした結果、原因が判明し解決することができました。

結局Amazon Fire TVのスティックの問題だったので、私がやったことは新しいスティックを買い再度セッティングしただけ。

両親から神扱いされちょっと複雑な気持ちで東京に戻ってきたのですが、それからわずか1週間。再度Amazonプライムが見れないと言うのです。

なぜAmazonプライムはまた見れなくなったのか…スティックを新しくしたばかりなので、おそらくハードの問題ではない。

となると設定やネットワークの問題かな…と考えながら、とりあえずスティックの再起動を行います。

期待を込めて再起動した結果、Amazonプライムを見ることができました。すんなり問題解決です。

一回リセットすれば動き出すことはよくある話。

でも両親は1週間前どのように私がトラブル対応したか知らないし、また「まず再起動」の脳がないのです。

アラ古希の両親への本当のデジタル支援とは?

なぜ「まず再起動」の脳がないか。それは単純な話でトラブル対応した経験がないからです。

もし私が1週間前に対応した内容を両親に伝えていれば、もしかしたら両親も今回のトラブルを自力で解決できたかもしれません。

私は両親のデジタル支援として問題解決をゴールにしてきたのですが、それだけでは両親は一生自力で問題解決できないし、一番怖いのはデジタルに対するマイナスのイメージが芽生え避けるようになってしまうこと。

これからの時代デジタルやテクノロジーの進化は避けて通れないし、両親のように今後年齢を重ねる人にこそAIスピーカーやネットスーパーなどは恩恵があるはず。

ということで、本当のデジタル支援とは解決の手を差し伸べるだけでなく、ITリテラシーを養えるよう支援することではと気づいたのです。

ITリテラシーを養うためにできること

両親のITリテラシーを養うためにできることは何か。

スマホの基本操作はできるので、やはり必要なのはトラブル対応スキルです。

でもIT系のトラブルは、機械自体の問題や、設定やソフトウエアの問題、さらにはネットワークの問題などとても複雑です。

網羅的に一つ一つを教えることは難しいので、まずやれることとしては、私がトラブル対応した際の原因や対策を教えてあげること。きっとこうすることで「まず再起動」などの脳が働くはず。

またきっと言葉で伝えても一度で理解できないかもしれないし、忘れてしまう可能性もあるので、言語化し両親が後から読み返せるようにしたいと思います。

終わりに

アラウンド古希の両親へのデジタル支援。

今後離れて暮らす両親がデジタルの恩恵を受けながら楽しく豊かに暮らすために、私にできることを続けていきたいと思います。

✳︎

そんな誓いを立てた矢先のこと。

上手にYouTubeを操作する一歳半の孫を見て「じいちゃん〇〇ちゃんに負けたわ」と笑いながら言う父。

そんな姿を見て今武者震いしています。

YouTubeなんて序の口、ITの世界はまだまだ奥が深いからね。

生涯学習、お父さん、お母さん、一緒にITリテラシーを身につけていこう。

それではまた明日。

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