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音楽で2022年冬ドラマを振り返る

実はドラマが大好きな富山です。

今シーズンも5つくらいドラマを見ていたのですが、3月下旬の今、最終回ラッシュ。毎日涙が止まりません。

昨日も録画していた阿部寛さん主演のドラマ「DCU」の最終回を見て号泣。ドラマの内容もとてもよかったのですが、DCUは主題歌もとても素敵なんですよね…

いいドラマは主題歌、挿入歌などの音楽もよい。

だいたい切ないシーンや、少しひりっとしたミステリアスなシーンで流れる音楽。

これがドラマのシーンとピタッと合い、鳥肌が立ち、そしてさらにドラマに没入できるんだよな…

そんなことを考えながらDCUの主題歌を聴いていたら、気づけばSpotifyで2022年冬ドラマのプレイリストを作っていました。

ということで今日は2022年のドラマを音楽の観点から振り返ります。

2022年冬ドラマと音楽

2022年冬ドラマも素敵な作品が多かったのですが、その中でも音楽が印象的だった3つのドラマについて記載したいと思います。

Another Day Goes By / Lizabet(DCU)

冒頭でも記載した、阿部寛さん主演のドラマ、DCU。

海上保安庁に新設され、水中の捜査に特化した架空の組織「DCU(Deep Crime Unit)」を舞台にしたオリジナルドラマです。(ちなみにTBSとハリウッドの共同制作なので、水のシーンのスケールが大きい)

水のあるところに事件ありということで、水族館や温泉施設などで事件が起こり、DCUのメンバーが水中の操作により事件を解決していきます。

それぞれの事件が実は関連性があり、最後は海上保安庁に潜む闇の真実に辿り着く…という伏線回収が見事なドラマでした。

で、このドラマを盛り上げてくれた主題歌が、Lizabetの「Another Day Goes By」。

事件の真相や、犯人の心情に迫るシーンでこの主題歌が流れるのですが、祈るような切ない調べに、ぐっと感情が込み上げるのです。

余談ですがこの曲は全部英語の歌詞のため洋楽かと思っていたのですが、香港生まれの日本のアーティストのようです。びっくり。

カメレオン / King Gnu(ミステリーと言う勿れ)

✳︎一部ネタバレを含みます

フジテレビ月9枠で放送されていたドラマ。

主人公は菅田将暉さん。大学生兼探偵として、さまざまな事件を解決していきます。

独特の視点と鋭い観察力で事件を解決していくのが面白くはまってしまいます。話し方も特徴的で、「僕は常々思うんですが…」という出だしで、考察を述べる姿が印象的。

このミステリーと言う勿れの主題歌は、King Gnuの「カメレオン」という曲なのですが、このような歌詞で始まります。

突き止めたい叶わない君の正体は
迷宮入りの難解なミステリー

最初この歌詞を聞いた時は、事件解決型のドラマだから犯人を突き止めたいのかな…と単純に考えていたのですが、物語の中盤で現れた門脇麦さん演じる「ライカ」という女性の登場により、この歌詞の意味が焦点を得ていきます。

主人公とライカはとある放火事件をきっかけに距離感を縮めていくのですが、午前と午後3時にしか現れなかったりととにかく不思議が多いライカ。主人公含め、視聴者もライカのことが気になって仕方ありません。

物語の終盤、そのミステリーが解き明かされます。ライカは多重人格であり、普段は全く別の人格として生きていたのです。(ライカの人格が現れるのが午前と午後の3時だけ)

それらの事実が判明した時流れた主題歌とその歌詞に、そうだったのか…と息を飲みました。

心変わり色変わり 軽やかに姿を変えたのは
悲しいほどの夕暮れ 僕の知らない君は誰?

アルデバラン / AI(カムカムエブリバディ)

NHK朝の連続ドラマ小説、カムカムエブリバディ。ある家族の3世代の物語です。

主題歌はAIのアルデバラン。民放の他のドラマと違い劇中でこの歌が流れることはないのですが、ドラマの冒頭、しっかりとオープニングの時間が取られており、この曲を聴くことができます。

そんなアルデバラン、このような歌詞で始まります。

君と私は仲良くなれるかな
この世界が終わるその前に

この歌詞を聞いた視聴者が思い出すのは、この物語の序盤で主人公とその娘が仲違いをし、生き別れになったシーン。

すれ違ったまま時はすぎ、物語も終盤に。生き別れになったこの親娘は再会できるのか…

ちなみに3月25日の放送段階で、物語の設定は1999年。まさにノストラダムスの大予言で「人類が滅亡する」とされた年なのです。(歌詞にあるこの世界が終わる年ということ)

ということでそろそろ親娘感動の再会シーンが見られるのでは…と一人ざわつきながら、今日もテレビの前に座って8時の放送を待ちます。

終わりに 自由に自分のアルバムが作れる素敵な時代


自分で作ったSpotifyのプレイリスト「2022年冬ドラマ」を聞いていると、それぞれのドラマの印象的なシーンが蘇り、再度ドラマを味わうことができます。

しかしこれが10年前なら、レンタルCDやさんに出向きCDを借りてくる必要がありました。

でも今はSpotifyなどの音声配信サービスでオンライン上で聴きたい曲が聴ける。今回のようにお気に入りの曲で自由にオリジナルのプレイリストが作れちゃう。

つくづく良い時代になりました。テクノロジーの恩恵に感謝ですね。

それではまた明日。

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