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【現地採用】#19_現地採用で失敗しない方法!(2)

こんにちは!
トミーです。

さて、これまで「現地採用」というテーマ、切り口で苦労話や就職する際の注意点を中心に書いてきました。このネット検索で「現地採用」と調べると否定的な意見ばかりが目立ちます。

なぜ現地採用は否定的に語られがちなのか?

現地採用の方々と出会う中で御置き分けて①目的②来る時期(年齢)、によって大きな違いが出ています。
そこで前回からそれぞれの視点に立っての注意すべきことを記事にしています。前回はまず「(A)海外を経験したい」という目的をもって中国に来た場合の注意点を記事しました。
【現地採用】#18_現地採用で失敗しない方法!(1)|トミー@広州|note

今回はその続きで「(B)一時的に出稼ぎ」についてのアドバイス、注意事項をお伝えできればと思います。
まず、出稼ぎをする理由として「円安」、「就職難」、「雇用の不安定」が前提としてあると思います。
特に「円安」は海外への出稼ぎを考える大きなきっかけとなると思います。

前回、現地採用の平均月収は15,000元前後となるとお伝えしました。
現在中国の現地採用の平均給料は15,000元前後となりますので日本円に直すと約30万円(以前のレート16.8であれば約25万円)となります。また日本であれば社会保険料などを引かれるため約70%が手取りとなり30万円であれば約21万円となります。一方、現地採用の場合交渉になりますが、所得税は会社持ちの場合が多く額面の金額がそのまま支給されることになります。

そのため現在中国に来た場合自由に伝えるお金が約30万元あることになります。一方給料は高くても物価が高いんじゃないの?と思われるかもしれません。そのため中国の物価について詳細にお伝えします。

まず家賃について、日本から派遣されている駐在員が住んでいるマンションであれば単身最低1万元前後します。但し、駐在員が住んでいるマンションは超の付く高級マンションになります。例えば部屋にはジャグジーが付いていたり共有部分にはプール、エントランスには受付がいたり等住むだけであればそのようなサービスは必要ないと思います。
そのようなマンションに住む場合はもちろん給料は足りなくなります。
但し、現地人(中国人)が住んでいるマンションに暮らしてしまえばその費用は抑えられます。
同じような間取り(単身であれば1LDK~2LDK)で単純に住むだけであれば中心地であっても2500元(約50,000円)~あります。

それ以外に最低限必要なものは食費だと思います。
こちらも最低限で考えてしまえば朝ごはんは5元(100円)、昼ご飯は25元~30元、夜ご飯は自炊をしてしまえば1日50元で済みます。

1日50元×30日とすれば1ヵ月1,500元。

その他は交通費、消耗品、携帯代等考えて月に1,000元。

合計5,000元(約10万円)あれば最低限の生活は営むことが出来ます。
前後しますが、現在日本人の平均給与は15,000元(約30万円)となります。
そこから上記合計額5,000元(約10万円)を引けば10,000元(約20万円)は余る事になります。
もちろんマンション以外は必要最低限の計算をしています。
もちろん人によっては月に数回外食してみたい等あると思います。
そこらへんのバランスを考えて少し増額しても5,000元ぐらいはあまると思います。そのため最低でも5,000元×1年(12ヶ月)=60,000元(約120万円)貯金することが可能です。

現在日本でこのぐらい貯金出来ているでしょうか?
もし、答えはNOであれば中国への渡航を検討しても良いと思います。

但し、繰り返しになりますが目的は「(B)一時的に出稼ぎ」だと思います。中国の大都市は日本以上に誘惑があります。
また、いきなり中国語のみの生活になると日本語が恋しくなってしまい日本人コニュニティに参加したくなります。

もちろん月に数回であれば自分のご褒美にと参加されてもいいと思います。
但し、日本人コミュニティの中心は駐在員になります。
食事会は基本的に日本料理屋で行われ1回の参加費は最低でも250元(約5,000円)必要となります。
もし、お金を貯めることだけに中国に来た場合はある程度誘惑に負けないようにしなければなりません。

その誘惑に負けた場合は貯金が出来ずに後悔することになります。
本当にお金を稼ぐだけと考えているのであれば毎月の目標金額を決めて臨むことをお勧めします。

次回は「(C)配偶者が現地人」以降の内容について記事にしたいと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。

ぜひぜひ、サポートをお願いします。現在日本円での収入がなく、いただいたものは息子の日本語教材の購入にあてます。本当にありがとうございます。